第6回「CNET Japan CMO Award」決定――アシックス、スマイルズ、Z会の3者に (3/6ページ)
また、世の中の社会トレンドとテクノロジの動向を注意深く追いながら、データ分析を徹底することを重視しつつ、オンライン、オフライン問わずにすべてのコンタクトポイントで顧客のインサイトを把握し、顧客体験を向上させるべく、常にPDCAを素早く回し、さらにパーソナライズな世界が来ることを想定し、プライベートDMPの本格活用に入っていること、そして具体的なプログラムとして「One ASICS」を実行し始めたことなどを評価した。
株式会社スマイルズ
取締役 兼 クリエイティブ本部 本部長
野崎亙氏
受賞のポイント
一般的にマーケティングでは「データドリブン」「オムニチャネル」「コンテンツ」などの施策がとられるが、「いわゆる一般的なマーケティングリサーチを行いません」と言い切り、顧客ひとりひとりの想いを深く理解する「n=1」という表現を使って“顧客と何らかの共感性を持つ”ことを重視した顧客志向を実践している。また、事業展開はロジックで考えず、発案者(自分)の熱量を何よりも重視し、そのブランドについてどこまで自分が話し尽くせるか、考え抜いてアウトプットしているかを大事にして情報を発信している。さらに、安易な広告はせず、「割引」なども行わずに、ひたすらに顧客の価値づくりを追い求める活動を展開。ある意味、マーケティングの常識を覆す精神論に聞こえるが、この活動が実際に収益につながっていることを評価した。
株式会社Z会
ICT事業部 マーケティング課 課長
野本竜哉氏
創業当初は“口コミ”による訴求が中心だったが、近年では様々なマーケティング活動を行っている。Z会が新しい教育に挑戦する上では、ICTを積極的に活用。幼児から小中高生、大学生、社会人まで、加えて学年を問わないオンライン講座など、それぞれの学習者=顧客や学習内容に合わせた教育サービスを提供している。また、学習者だけにとどまらず、その親も顧客ととらえ、サポートセンターに寄せられる意見やウェブ、アプリ、PC、モバイル、イベントなどの行動・利用方法などを徹底分析。