やくみつるの「シネマ小言主義」 ★悲劇7割、喜劇3割の家族の物語 『鈴木家の嘘』 (2/2ページ)

週刊実話



 私自身も実話の読者の皆さんも、いい年齢になってきて、少なからず葬式を出してきたと思います。生きている間に、何度も近しい人の死に際して苦しみ、何とか折り合いをつけているうちに、自分の番がやってくるとういうものなのかと、しみじみ思いますね。

画像提供元:(C)松竹ブロードキャスティング
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■『鈴木家の嘘』
監督・脚本/野尻克己 出演/岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋 配給/松竹ブロードキャスティング、ビターズ・エンド 11月16日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。
■ひきこもりだった鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)が突然、自殺をした。そのショックで記憶を失ってしまった母・悠子(原日出子)のため、父・幸男(岸辺一徳)と長女・富美(木竜麻生)が「仕事のためにアルゼンチンに旅立った」と嘘をつく。最初こそ、ひきこもりだった浩一が世界に飛び出していったという、母をかなしませないためのやさしさだったが、次第に後悔の念が生まれ始め…。
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やくみつる:漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。『情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)、『みんなのニュース』(フジテレビ系)レギュラー出演中
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