『まんぷく』桐谷健太、“脱・熱い若者”の効果は? (2/2ページ)
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“大切な金を中抜きするなんて、世良が許せない! でもこれからも活躍してほしい!”という視聴者の思いからか、ツイッターでは「#世良に願いを」なる、ハッシュタグが登場して大いに話題になった。
これはツイッターで「白いシャツを着ているときに限ってシャツにカレーが飛びますように」など、世良に対して小さな不幸を願うコメントを上げるというものだ。脇役がここまで注目されるとは驚きだが、世良がただの悪いヤツに終わらず、目が離せない愛されキャラでもあることを証明する出来事といえる。これも桐谷健太の、味のある演技のおかげではないだろうか。
■演技派俳優に成長した桐谷健太
以前は映画『ソラニン』や『BECK』(いずれも2010年)といった青春映画で、等身大の「熱い若者」を演じることが多かった桐谷健太。しかし最近はその演技の幅もグッと広がり、さまざまな役柄を演じている。昨年、菅田将暉(25)とダブル主演をした、又吉直樹(38)原作の映画『火花』では、笑いの天才でありながら不器用で人間くさく、なおかつ面倒くさい芸人の神谷を見事に体現してみせた。
さらに『サイタマノラッパー』シリーズで知られる入江悠監督の映画『ビジランテ』では、過去に闇を抱える一家の3男を熱演。バイオレンスなシーンを大迫力で演じながらも、シリアスで繊細な心理描写をしてみせた。このように38歳という男盛りを迎え、桐谷健太は見事な“演技派俳優”に成長しているのだ。
auのコマーシャルでの浦島太郎のイメージが強く、コミカルな俳優と思われがちな桐谷健太だが、シリアスな芝居もすっかり得意となっている。『まんぷく』では桐谷が見せる微妙な心の動きや、感情の動きに注目だ。悪役でありながら憎めないキャラの世良から、目が離せない。(朝ドラ批評家・半澤則吉)