段取りは「テレビの果てまであるある」座談会(1)ご老人から次々と珍解答が (1/2ページ)
人気番組「世界の果てまでイッテQ!」でヤラセ騒動が勃発。海外ロケでニセ祭りをでっち上げて放送していたというのだ。ところが、テレビマンたちからは「あれがダメならテレビは終わり」という悲鳴が漏れてきたのである。匿名ならと名乗りを上げた関係者が「イッテQ」など笑止! 演出・段取りのジョーシキを語り尽くした。
──今回は「イッテQ」のヤラセ問題を受け、皆さんの率直なご意見をお聞かせ願いたいと思います。
A 正直言って、バラエティー班は危機感が欠如してる。情報番組なら即刻番組中止だよ。いくらおもしろい映像を作るためだって、やっていいことと悪いことがある。
B でも、撮った映像をそのまんま流したって、おもしろい画にならないのも事実。その昔「電波少年」のアポなしの旅だって、途中で荷物が盗まれるのは、たいていはスタッフが隠したりしていた。何かを起こさないと番組にならないじゃない。ディレクターが自転車のタイヤに穴をあけてパンクさせて、タレントが「ヤバイよ~」ってなる。どの番組でも収録してきた映像にテロップや効果音、時に順番を入れ替えるとか、演出することで盛り上げているわけだし。「イッテQ」は、その編集技法が抜群だったから人気だったとも言える。
C 今回、ネット上では「ヤラセQ」とか炎上しているみたいだけど、僕の周りでは問題視されてないよ。あれがダメならおもしろい番組なんてできないって悲鳴が上がってる。その昔、バラエティー番組のクイズコーナーで解答者のご老人から次々と珍解答が飛び出すという名物コーナーがあったけど、あれだって編集のマジックだった。
A 「ご長寿をバカにしてる」ってお叱りがあって、あえなく終了しちゃったね。視聴者もバラエティー番組はフィクションだと笑い飛ばしてくれればいいけど、どうも最近はそれで許されない。やはり、イモトがマッキンリーを登頂したり、番組がドキュメンタリー調になってきたから、本気で信じてしまう視聴者も多くなったんだろうね。でも、個人的には同じ日テレでも、24時間走る企画のほうがヤラセっぽいと思うけど。