刑務所で発揮される創意工夫がすごすぎる! 酒、タバコ…嗜好品を自作する受刑者たち (2/2ページ)
影野氏によると、かつては舎房の蛍光灯の電極部に針金を差し込んでショートさせ、出た火花で火をつける方法があったそうだが、今はこの方法はできないように加工されているという。しかし、手近なもので火を起こすことは案外難しくない。
老眼鏡や近視用メガネのレンズに水を一滴垂らし、太陽の光を集める方法や、舎房の竹ボウキの切れ端を布団から抜き取った綿で巻き、洗面場のコンクリ面で将棋盤や箸箱などを使って転がし摩擦熱を発生させる方法などがあるという。
不自由な毎日をいかに乗り切るか。これらは受刑者の欲求と創意工夫の末に編み出された「懲役の知恵」なのだ。
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あまり関わり合いになりたくはないが、決して私たちすべてと無関係ではない「刑務所」。
影野氏の著書『サラリーマン、刑務所に行く!』(三栄書房刊)には、まずい食事を少しでもおいしくしたり、少しでもオシャレを楽しもうと工夫を重ねる刑務所暮らしの受刑者たちの姿が描かれている。その姿は、ニュースやドラマ、映画からは決して伺い知ることができないもの。手にすれば新鮮な驚きが待っているはずだ。
(新刊JP編集部)