地下アイドルの解散は悲しいことばかりじゃない:南にこの千葉からアイドル革命!11 (3/4ページ)
けど、これまで音源化がされていなかったひなちゃんと杏珠ちゃん、そして脱退したその子の歌声も、これで残せることができました。それはとっても嬉しいことでした。
「解散してよかった!」ことも! 解散ライブ当日。さらに嬉しいことがありました。東京・白金のライブ会場に懐かしい顔の人たちがいっぱい駆けつけてくれたんです!
かつてカフェで働いてくれていたキャストの女の子たち。最初のころ、通ってくれていたお客さんの方々。卒業していったメンバー。そんな人たちが、「Asteriskの最後だから」って大挙して集まってくれたのです。なんかね、同窓会みたいな盛り上がりがあって。
解散ライブしたからこそ、こんなに集まれたのかなって思うと、「解散は悪いことだけじゃない!」なんてことまで思ったりしたくらいでした。
でもね、やっぱりそれは私たちの解散が前を向いての解散だったからこそ、みなさんも集まってくださったんだと思っています。トラブルやスキャンダルの末の解散だったら、誰も来てくれなかったかもしれない。けどそういう解散にどうしよもなく追い込まれてしまうギリギリさのところで日々闘ってるのも地下アイドルのリアルだから、だから私たちAsteriskはやっぱり凄く凄く幸せだったんだな――。
2年3カ月間、Asteriskを見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。