装飾用に加工された人間の頭部。「干し首」という文化とその作り方 (2/3ページ)
鍋からあげるとツァンツァは熱湯に茹でられたことで元の3分の1ほどの大きさになっているという。その後、ツァンツァは裏返しにされ余分な筋肉・脂肪・軟骨などをそぎ落とされる。
最後に最初に入れた切り込みを糸で縫い直して2段階目の作業は終了する。・ステップ3:石や砂を流し込む
最後のステップはツァンツァを更に小型化する方法だ。
この段階ではまず熱々の石が大量に使われ、限界ギリギリまでツァンツァの中に石が流し込まれる。石が一つも入らない状態になったら、今度は熱々の砂を流し込まれる。
この工程は常に熱い焚火の上で行われ、皮膚の変色を防ぐことが肝心だそうだ。
その後、余分な髪の毛をむしり取り、唇を熱したマチェットで焼く。更に硬く、黒くするために火にかけ、唇を3本の糸でふさぐ。
頭部にビーズ、鳥の羽毛、甲虫類の鞘翅などで装飾する場合もある。

image credit:Narayan k28/wikimedia
干し首一つを作るのにおよそ一週間はかかるそうだ。
お披露目の時は頭のてっぺんから糸を通して数珠繋ぎにする事で戦士としての強さを表すのだという。敵の顔の造形をいかにリアルに残すかがヒバロ族の芸術的センスだったようだ。