「ラブアース」出演俳優、“パワハラ告発”に「それヤラセと違うから!」の声も

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「ラブアース」出演俳優、“パワハラ告発”に「それヤラセと違うから!」の声も

 恋愛リアリティ番組の「バラステ 陸海空 地球征服するなんてPresents ラブアース シーズン2」(AbemaTV)を巡って、出演者が番組サイドの“悪意ある編集”をツイッターで告白し、注目を浴びている。第2話が放送された翌日の11月26日未明に告白ツイートを発したのは、ジュノンボーイコンテスト出身で俳優の鈴木身来だ。

 鈴木は〈編集に悪意しか感じられないので、制作側がそう扱うなら僕も全部バラします〉と宣言し、〈事実と異なる印象操作〉をされたうえで、〈商品としてのイメージを著しく侵害されました〉と訴えている。そのうえで、事前の説明とは異なる編集がされていることなど、告白ツイートを7連投。その告発を巡っては、番組側の“ヤラセ”を非難する声が続出しているようだ。しかし一方では、必ずしも番組側が叩かれっぱなしというわけでもないのである。テレビ誌のライターが指摘する。

「鈴木に対して『この程度で告発とは芸能人失格』『番組制作というものを理解していない』といった批判も少なくありません。そもそも鈴木が告発している《編集》が、ヤラセに当たるかどうかも微妙なところ。結局は『リアリティー番組』に対する考え方の違いであり、本番組の方針が鈴木の意に沿わないのであれば、自分には合わない番組だったとして降板すればいいだけとの指摘もあります。この程度でいちいち番組側を告発しているようでは、『今後、ドラマやバラエティでも文句をつけまくるのでは…』と警戒されかねませんからね」

 鈴木の告白を応援する側は、リアリティー番組をドキュメンタリー番組と同様に捉えているようだ。そこには台本や演出はなく、もちろんヤラセも存在すべきではないとの考えだ。それに対し、リアリティー番組はあくまで出演者の行動を傍観者の立場で楽しむバラエティ番組だとの考え方もある。これはどちらかが正しいというものではなく、リアリティー番組の定義には幅があることを示しているのである。

「それこそドキュメンタリー番組であっても、そこには番組側の意図があり、演出が施されます。鈴木は今回、番組側から本当の自分とは異なるキャラを押し付けられ、やりたくもないケンカを演出されたと告発していますが、それは番組側が鈴木にそういう演出を施しただけとも言えるのです。そもそも『情熱大陸』でもあるまいし、実績のない俳優が『これは本当のオレじゃない』と主張することに何の意味があるのかとの指摘も少なくありません。この程度で役者としての商品価値が落ちると思っているのであれば、芸能人としてどうにもナイーブすぎると評せざるを得ないでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)

 はたして第3話以降に鈴木は出演するのか。沖縄でのロケは収録済みのはずだが、ここから鈴木の存在を消すのであれば、それはそれで大した編集術だと言えるのかもしれない。

(金田麻有)

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