社会的なクモの体液を吸い尽くしてゾンビにし、巣を放棄させてしまう新種のハチが発見される(エクアドル)※虫出演中 (2/3ページ)
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Zatypota属の新種の成虫image credit:Philippe Fernandez-Fournier
・クモの腹で成長し、体液を吸い続けながらクモをゾンビ化
2012~2017年に集められたデータから、ハチのライフサイクルとクモとの寄生関係を割り出してみると、素晴らしくもおぞましい事実が浮かび上がった。
まず、メスのハチがクモの腹に卵を産み付ける。
幼虫が孵化すると、哀れなクモに張り付き、おそらく血液にも似た血リンパを吸いながら成長し、徐々に体を支配していく。
やがてクモは完全にゾンビ化し、強制的に巣から離れさせられると、敵であるハチの幼虫のために繭を紡ぎ、食い殺されるまでじっと待つ。
クモを食い尽くした幼虫は、クモが作ったハチ用の安全な繭の中に入り、9~11日かけて成虫のハチへと変化する。

幼虫はAnelosimus eximiusに寄生してゾンビ化させるimage credit:Philippe Fernandez-Fournier
・骨の髄までしゃぶりつくす複雑なゾンビ操作
これに似た行動をする寄生バチは、カラパイアでも紹介したクモヒメバチなどが知られている。