社会的なクモの体液を吸い尽くしてゾンビにし、巣を放棄させてしまう新種のハチが発見される(エクアドル)※虫出演中 (1/3ページ)
一方的に収奪され、なすがままの状態となってしまう「寄生」は宿主にしたらたまったもんじゃないが、自然界ではよくみられる行動の一種だ。
クモをゾンビのようにして奴隷化する寄生バチの存在はクモヒメバチなどが確認されている。
この度、エクアドルに広がるアマゾンの奥深くで発見された新種のハチの手口も相当恐ろしい。”社会的”なクモの体液を吸い尽くし、ゾンビ化させ巣を放棄させてしまうのだそうだ。
・社会的なクモをゾンビ化、巣を捨てさせる新種のハチ
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の研究者が『Ecological Entomology』で発表したこの不気味な発見は、Zatypota属のハチの新種と社会的なクモであるAnelosimus eximiusとの隷属関係を示す初めての事例だ。
「クモを操るハチはこれまでも観察されてきましたが、ここまで複雑なものは初めてです」と研究の主執筆者フィリップ・フェルナンデス=フルニエ氏は話す。
「社会的な生活を営むクモを標的にしているだけでなく、巣を捨てさせるという、滅多に起きないことをやらせます。