『下町ロケット』土屋太鳳が終盤のキーマンに!?

日刊大衆

『下町ロケット』土屋太鳳が終盤のキーマンに!?

下町ロケット』(TBS系)のセカンドシーズンも、次回で早くも第8話。佃航平(阿部寛/54)の「佃製作所」と的場(神田正輝/67)が社長の座を狙う「帝国重工」、そして帝国重工へ恨みを抱く重田(古舘伊知郎/63)と伊丹(尾上菊之助/41)たちの新グループ。それぞれの思惑が交錯し、物語はいよいよ佳境を迎える。今回は11月25日放送の第7話を振り返り、今後の注目ポイントを考えたい。

 佃製作所を帝国重工の財前(吉川晃司/53)が訪れ、佃航平にこれまで頼んでいた宇宙事業の下請けすべてを断ることを告げた。そんな中、帝国重工に務める佃利菜(土屋太鳳/23)は、バルブ製作に携わることに。これは父の会社、「佃製作所と」敵対することを示していた。一方、重田の「ダイダロス」、伊丹が社長を務める「ギアゴースト」に大手の仕事を取られてしまった佃は、野木と協力して自動農業ロボットの製作に携わることを決意し、実験用トラクターを野木に届ける。その後、帝国重工が自社開発の無人トラクターを発表するが、翌日のニュースで話題をさらったのは重田、伊丹らが共同で開発した無人の下町トラクター「ダーウィン」だった。

 冒頭でも述べたように『下町ロケット』は現在、大きく分けて「佃製作所」、「帝国重工」、「ダーウィン」と3グループの対立が軸となっている。今後もそれぞれの駆け引きと対決が見どころとなるが、注目したいのは佃航平の娘、佃利菜だ。気づけば帝国重工でもエリート街道を歩み、重要なプロジェクトを任されるようになっている。そして、第7話では、父の航平と敵対する仕事を受けることになったのだが、これは3グループのうちの2つに密接にかかわる重要な役柄。今後、航平や佃製作所とどのように対峙していくか、注目だ。

 そしてこの佃利菜を演じるのが、最近絶好調の女優、土屋太鳳だ。2015年のファーストシーズン出演時は、連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務めた直後。映画『Orange』など、高校生役が多かったこともあり、当時は清楚な若手女優という位置づけでしかなかった。しかし、あれから3年、劇中の利菜同様に、土屋太鳳も女優として大きく進化している。

■3年間で急成長を遂げた土屋太鳳

 映画『青空エール』など青春映画で存在感を示してきたのはもちろんのこと、昨年末に公開された映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得するなど、シリアスな演技も評価されるようになっている。さらに今年は森山未來が主演し注目された舞台『プルートゥ PLUTO』に出演。また、同じく朝ドラ女優で演技力に定評がある芳根京子(21)とのダブル主演映画『累-かさね-』も話題になった。土屋太鳳はいつの間にか、すっかり演技派への道を歩みつつあるのだ。

 3年前の『下町ロケット』では等身大の学生をけなげに演じていたが、今回、利菜は社会人として、そして主人公の家族として実に葛藤が多いキャラに変わっている。成長した土屋太鳳の演技をぶつけるには、もってこいの役柄だろう。帝国重工のキーマンになりつつある利菜が、これからドラマ内でどのように成長していくか、そして大人になった土屋太鳳がどんな演技を見せてくれるか、『下町ロケット』は最後まで目が離せない!(ドラマライター・半澤則吉)

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