室温で簡単に金を溶かす方法が考案される(スウェーデン研究) (2/3ページ)

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 エヴァ・オルソン(Eva Olsson)教授によれば、固体から溶けた構造に移行させる技術には、センサー、触媒、非接触部品など、さまざまな新しい応用方法が考えられるという。

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image credit:Chalmers Physics/youtube

・ただし巨大な金塊を溶かすには強力な電気が必要

 もちろん、電気だけで巨大な金塊を溶かすようなことは無茶だ。

 デ・ヌープ博士の話では、そんな荒技を可能にするには250億V/mもの電界が必要になるそうだ。私たちが普段使っている電圧は100Vでしかない。

 よってこの技術をどうにか悪用して、ルパン3世さながらに金庫から金を盗み出してしまおうと企んでも無駄であろう。

 博士らの研究では、先端が数ナノメートルしかないような金の円錐に電気を流して溶かしている。

 そのために、この技術を何かに応用しようと思えば、ナノメートル単位のスケールで細工を施さねばならない。

 もっと大きな金を溶かそうとしても、現実的にそれだけの電気を得ることができないのである。

 これについて詳しくは『Physical Review Materials』の研究論文で解説されている。
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