古代の先進技術『ローマン・コンクリート』と未完成ロマンス

まいじつ

(C)Phant / Shutterstock
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『ローマン・コンクリート』をご存知だろうか? 別名『古代コンクリート』とも呼ばれるが『古代ローマ人』(紀元前8世紀~5世紀)が巨大建築物を建造する時に好んで使ったとされ、イタリア:ローマの世界的観光名所『コロッセオ』や、傑作漫画『テルマエ・ロマエ』の中に出てくるような『ローマ浴場』の多くは、このローマン・コンクリートで作られていたそうだ。

その製法も「火山灰、石灰、火山岩、海水」の4種類を混ぜて作るという単純さながら、現代で使われるコンクリートよりもずっと強度が高く、現代コンクリートの耐用年数が50年~100年であるのに対し、ローマン・コンクリートは何千年と年月が経てば経つほど、※ますます強度が増していくという、現代科学でもハッキリ解明できないような“不思議な性質“を持っているのだ。

ローマン・コンクリートと地球外生命体の関係とは?

ローマン・コンクリートが使われ初めたのは非常に古く、約9000年前の『イフタフ遺跡』(イスラエル)からも発見されているが、不思議なことに古代人達がどうやってこのローマン・コンクリートの“製造法“を編み出したのかについては、未だ不明な点が多いという。

この記事でもご紹介したが、例えば遙かなる古代に“植民“を目的として地球に降り立った知的生命体がローマン・コンクリートを作り出して建材に利用し、その製法を自分たちの周囲に居た未開の古代人に“伝授“したとすれば…? これなら全ての謎が解けるような気がする。

だが何らかの要因により、“彼ら“は地球を去ることになったのだろう。古代人達はその後も長くローマン・コンクリートを使い続けたようだが、古代ローマ帝国が終焉した1500年前頃から、何故か使われなくなってしまった。

しかも長い年月の間に製造レシピ、つまり“材料の配合比率“が完全に失われてしまう。そして現在では当時のローマン・コンクリートの“完成形“を作り出すのは、事実上困難だと言われ、皮肉にも現代社会ではローマン・コンクリートより粗悪な『鉄筋コンクリート』で、あらゆる建物を作っている。これは人類にとって“大いなる不幸“ではないのか?

いつか地球を去った彼らに「失われたレシピ」を聞ける日が、来ることを願いたい。

※ 出典 Phillipsite and Al-tobermorite mineral cements produced through low-temperature water-rock reactions in Roman marine concrete

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