なぜこの名前に?不評の山手線の新駅名「高輪ゲートウェイ」。では1つ前の山手線の新駅はどこだった?

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なぜこの名前に?不評の山手線の新駅名「高輪ゲートウェイ」。では1つ前の山手線の新駅はどこだった?

駅名案公募130位だったのに選ばれた新駅名

2020年に品川~田町間に開業予定のJR山手線の新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」に決定しました。率直に言えば、既存の山手線の駅名とのバランス的に、とても微妙であることは否定できません。

おそらく友達同士などで待ち合わせの相談をするときは、もっぱら略され
「明日の17時に、山手線の『高輪(駅前)』で待ち合わせで♪」
または
『高ゲ―』前で待ち合わせね♪」
となるでしょう。

新駅名の決定のために駅名案を公募したにもかかわらず、わざわざ130位だったこの駅名が6万4,052件の公募の中から敢えて選ばれたことに対しても「立地的に『高輪』もしくは『芝浦』で良いのでは?」などと疑問を持つ方は多く、中にはインターネット上で撤回を求める運動を始める方々まで出てきているほどです。

新駅には、りんかい線の「東京テレポート」や「品川シーサイド」に共通するような「新しい響き」が強く求められたのでしょうか?

今回はそんな山手線の新駅名の由来と疑問に迫ってみました。

そもそも「ゲートウェイ」って何を意味しているの?

「高輪ゲートウェイ」は、「高輪」という地名に「出入口」という意味のある「ゲートウェイ」という外来語をプラスしてできた駅名です。

「そもそも地名に、敢えて『出入口』という単語を繋げた意図は?」
という疑問もわいてきますよね?

実は「高輪ゲートウェイ」という駅名は、

「古くから多くの人々の往来や交流があった場所であること」
「江戸の玄関口という役割を果たしたエリアのため、文字通り『ゲートウェイ』の機能を果たした場所である」
「羽田空港が近い場所のため『空のゲート』が近くにあり、更に隣駅の品川駅にはリニア中央新幹線も開業が予定されている」

などに由来しているのです。

山手線の既存の駅名とのバランスが良いとは言えず、世間でも大不評なこの駅名が敢えて採用された背景にも、実は
「既存の駅名と被ったり、似ていたりしてはいけない」
という複雑な事情があったのです。

参考:大不評の「高輪ゲートウェイ駅」。鉄道関係者が「予想どおり」と話すワケ

公募で上位に上がった「高輪」は、「白金高輪」「高輪台」などの既存の駅名と一部が被っています。また「芝浦」も神奈川県内に「海芝浦」「新芝浦」があるため、難しいとのこと。

もちろん、「高輪」と「芝浦」をくっつけて「高輪芝浦」とすることも、「新高輪」「新品川」「高輪泉岳寺」などの駅名にすることも難しく、必然的に「地名+何かの要素を含む語」とした「高輪ゲートウェイ」のような駅名となったようです。

ちなみに、1つ前の山手線の新駅は?

さて、「高輪ゲートウェイ」の1つ前にJR山手線の新駅として開業したのは「西日暮里」です。

1971年開業のこの駅は、隣に「日暮里」という類似した駅名があるため、ここまで見てきた基準から考えると「あれっ?これってつけてOKな駅名なの?」と不思議に思えます。

開業から40年以上経った現在では、すっかり山手線の駅名として馴染んでいる「西日暮里」。
「高輪ゲートウェイ」も、40年後には同じように違和感がなくなっているのでしょうか。

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