『下町ロケット』徳重聡、メガネキャラで“予想外のブレイク”!? (2/2ページ)

日刊大衆

こうしてトランスミッションチームが一枚岩になったが、一方でアルファ1は、試運転をさせてもらえる場所探しに四苦八苦していた……。

 この放送で一躍、注目されたのは徳重聡が演じる軽部だろう。毎日、定時に帰って周囲をいらつかせていたのは、娘の病院に行くためという感涙ものの事実が明かされたのだ。これには「軽部さん! 一生ついていきます!」「軽部さん一気に好感度アップですな」とSNSでも軽部を賞賛するコメントが続出。10話まで溜めに溜めてのネタばらしだけあって、反響も大きかった。

 徳重聡といえば、2000年に行われた『21世紀の石原裕次郎を探せ!』という一大オーディションで、5万人以上の応募から選ばれた逸材だ。とはいえ彼も気づけば40歳。石原プロに所属しながらも、これまで代表作は2007年の映画『俺は、君のためにこそ死にゆく』の特攻兵役ぐらいで、近年は連続ドラマへの出演も少なく、知名度は高いものの実際に顔を見る機会は少なかった。

■神田正輝のバーターと思いきや……

 今回の『下町ロケット』には、同じ事務所の大先輩、神田正輝(67)が出ていることからそのバーター程度に思っていたが、回を重ねるごとに徳重聡が演じる軽部はいやらしさを増し、存在感を高めていった。軽部が正統派イケメンである徳重のイメージからかけ離れた、メガネキャラだったことも注目度を上げた要因だろう。第10話での感動的なネタばらし前でも、SNSには軽部に対するコメントが多く寄せられていた。

 いずれにせよ、徳重聡は軽部というインパクトある役で、悪役もイイやつもハマる、演技派俳優に成長した姿を全国に印象づけた。今回の『下町ロケット』で、再ブレイクしたと言っても過言ではない。これからもぜひ、軽部のようなトンデモキャラを演じてほしい!(ドラマライター・半澤則吉)

※画像はTBS『下町ロケット』番組公式ホームページより

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