飛行機からパラシュートで脱出すれば助かるのか?助からないのか?権威ある学術誌に掲載された研究によると・・・ (2/2ページ)
・真の狙いは研究論文をちゃんと読んでいるかどうか
小さな脚注に気が付けばこの研究は意味がないということがわかる。
実は、この研究の真の狙いは、科学的な研究論文の読者がどのように内容を解釈しているのか浮き彫りにすることだった。
本当の目的について、著者は「パラシュート実験は、無作為化比較試験の限界を皮肉るもの」と述べている。
無作為化比較試験とは、予防や治療の効果を明らかにするために、参加者を治療などを実施するグループとしないグループにランダムに割り当て、実験による変化を比較するやり方のことだ。
これは新しい治療・予防法の効果を評価するには必要不可欠な手法とされているが、今回の研究から分かるように、結果を正確に理解するためには、研究論文のタイトルや要約をざっと流し読みする程度ではダメだということだ。
何かの記事をタイトルやほんの触りの部分を読んだだけで分かったつもりになってしまうような経験はないだろうか?
記事が本当に伝えたいことは最後まできちんと読まなければ分からない。この研究は、情報を流し読みして分かった気になってしまうことへの警鐘なのだそうだ。
References:Study 'Proves' Parachutes Don't Save People Who Fall Out of Airplanes/ written by hiroching / edited by parumo