可愛すぎるよ♡2019年の干支・猪を表現した縄文〜弥生時代のキャワワな動物土偶たち!
あけましておめでとうございます!
2019年は亥年。昨年末から干支のイノシシをイメージした商品やグルメをいろいろと紹介してきました。今回はちょっと趣向を変えて、全国の縄文時代、弥生時代の遺跡から出土した、とっても可愛いイノシシの土偶(土製品)を紹介したいと思います。
調べてみるとイノシシの土偶って結構多いんですよね。しかも可愛らしいものが多いんです。可愛すぎる土偶として話題になったものもあるから、みなさんが知っている土偶もあるかもしれません。
青森県弘前市画像出典:文化遺産データベース
青森県弘前市の十腰内2遺跡から出土した猪形土製品です。全長18.0cm 高さ9.7cm 厚さ4.8㎝。数年前、可愛すぎる猪土偶として話題になりました。
青森県つがる市画像出典:文化遺産データベース
青森県つがる市の木造亀ヶ岡から出土した土製品。縄文時代後期のものとされています。カラダの大きさに比べて誇張された鼻がとっても可愛い。
宮城県栗原市画像出典:文化遺産データベース
宮城県栗原市の青木畑遺跡から出土した猪形の土製品。一見するとなんの動物をもしているのか判別がつきにくいですが、猪を表現しているものなんだそうです。弥生時代のもの。
北海道函館市画像出典:文化遺産データベース
北海道からの猪形の土製品の出土はとても貴重なことなんだそう。なぜなら、北海道には猪は生息していなかったとされていたからです。猪形の土製品のほか、イノシシの骨格や骨牙製の加工品などが出土しているそうです。
埼玉県吉見町画像出典:嵐山町web博物誌
顔の表情は確認できませんが、これもイノシシ形土製品。
千葉県市原市画像出典:市原市埋蔵文化財調査センター
千葉県市原市の能満上小貝塚で出土したイノシシ形土製品。縄文時代のものです。体の装飾がはっきりと確認できますね。
日本では古来から、猪は人間の生活に密接に関わっていたんですね。今回紹介した土製品のほかにもまだまだ猪を表現したものが存在します。みなさんがお住まいの地域でももしかしたら出土しているかもしれませんね。
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