人生100年時代、これから必要とされる人材の特徴とは? (4/4ページ)

新刊JP

越川:今、管理職向けに「働きがいワークショップ」を開いていて、そこで「あなたにとっての幸せは何ですか?」と聞いて、答えをポストイットに書いて貼ってもらっているんです。そうすると本当にバラバラで、「金曜の夜」と書く人もいれば「月曜の朝」と書く人もいます。

さらに、働いている時の幸せは何かと聞くと、こちらも色々な意見が出てきますが、やはり「承認」「自由」「達成」に集約されるんですね。だから、「承認」「自由」「達成」を満たすためにやっていこう、と。

どこに幸せを感じるかは人それぞれです。ただ、ワークショップをした結果、仕事以外で幸せを感じている人が8割以上でした。ならば時間の自由を与えてあげましょう、と。まずは社員一人ひとりの幸せの価値観に関心を持ち、理解して、認める。それを伝えることで社員の幸福度は一気に上がります。

でも、いきなり上司が「お前が幸せを感じるときは何だ?」「働きがいは何だ?」と聞いても部下は話さないでしょう。そのために、まずは上司が自分の幸せや働きがいを部下に伝え、その上で「あなたはどうですか?」と笑顔で聞く。意外とアナログなやり方ですが、それが一番功を奏しますし、上司と部下の関係も深まります。

今、1on1の重要性が指摘されていますが、チャットやメール、会議ではなく、会話の中で価値観を共有したり、アイデアのやり取りをしていたほうが成功に近づく傾向がありますね。

――最後に、本書『働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革』をどのような人に読んでほしいですか?

越川:まずは、何かしなくてはいけないけれど、何をしたらいいのか分からない社員の方々。おそらく私の本に興味を持ったということは、変える勇気を持っている方々だと思うんです。その勇気を行動に移すために後半に書かれていることをぜひ試してほしいですね。

もう一つは経営者と人事部の方々にも。働き方改革が上手くいっていない理由とその改善方法を書きました。トップダウンだけではなく、社員個人に裁量権を与えてボトムアップの自発的な改革活動を促しつつ業績を伸ばす。そんなマネジメントをするための方法を書いたつもりです。ぜひ読んでいただきですね。

(了)

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