イギリスの古参メーカー、アルヴィスが半世紀の時を経て復活!戦前・戦後のモデルを忠実に再現、日本でも販売開始で価格は4000万円から!

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イギリスの古参メーカー、アルヴィスが半世紀の時を経て復活!戦前・戦後のモデルを忠実に再現、日本でも販売開始で価格は4000万円から!
イギリスの古参メーカー、アルヴィスが半世紀の時を経て復活!戦前・戦後のモデルを忠実に再現、日本でも販売開始で価格は4000万円から!

出典元:http://www.thealviscarcompany.jp/downloads/booklet.pdf

■アルヴィスとはどんな自動車メーカー?アルヴィスの代表モデルは? 創立は1919年、最初のモデルは10/30HP

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イギリスの老舗自動車メーカーであるアルヴィスは、TGジョン・アンド・カンパニー・リミテッドとして1919年設立されました。これは創業者、TG・ジョンの名前にちなんでの社名です。 1919年は第一次世界大戦が終結した翌年であり、4年にもわたって繰り広げられた戦争がやっと終わり平和が戻ってきた反面、戦争で疲弊しきった世の中でもありました。 そんな時代に誕生したTGジョン・アンド・カンパニー・リミテッドは当時としては珍しかった4気筒エンジンを開発し、1920年に最初のモデルとなる10/30HPを世に送り出します。 翌年1921年には社名をアルヴィス・カー・アンド・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドに変更。この「アルヴィス」という社名の由来はスカンジナビアの古代神話に登場する武器職人、アルヴィースに因んでいるのではないかともいわれていますが、いまだにはっきりとした答えは得られていないようです。 10/30HPは1923年ごろまで生産され、非常に評価も高くこのモデルによってアルヴィスの名は世間に知られるようになりました。 その後10/30HPは12/50Hへと進化しましたが、この12/50Hは現在でも高い評価を得ているモデルで、ヴィンテージ・スポーツカーとして一際存在感を放っています。 戦前はFFのレーシングモデルでルマン参戦、4.3リットルなどを生産 アルヴィスは1925年に世界初となるFF駆動のレーシングカーを開発し、1928年のルマン24時間耐久レースに参戦、1位と2位を独占するという快挙を成し遂げます。 アルビスはこれによってFF駆動、そして独立懸架サスペンション、シンクロメッシュトランスミッションの先駆けとして更なる名声を手に入れることになりました。 1937年にはアルヴィス4.3リットルの生産を開始。これは当時最速エンジン搭載のスーパーカーともいえるモデル。 このアルヴィスの自信作の4.3リットルは150台生産される予定となっていましたが、1939年の第二次世界大戦の勃発によって生産が中止されてしまいます。結果としては73台しか生産されませんでした。 戦後は直6の3.0リットルなどを発売、1967年に乗用車の生産終了 戦時中はその技術力を買われ軍用車両や航空機エンジンなどを生産することになりますが、1945年に戦争が終結すると生産が再開され、1950年には新型の車体を使用して直6気筒3.0リットルのモデルなどを発表します。 しかし、戦前に好評を博していた4.3リットルのモデルの生産が再開されることはありませんでした。 その後1965年に資本がローバーに渡り、乗用車の生産は1967年に終了、その後は軍用車両を生産していくことになります。 ■復活したアルヴィスのコンティニュエーションシリーズとは? 戦前のモデルは当時の図面をもとにオリジナルモデルを忠実に再現

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「コンティニュエーション」の意味は”継続、継承”。その名の通り、今回導入されることになった直6気筒4.3リッターモデルは、先に述べたあの第二次世界大戦勃発直前まで生産されていた4.3リットルモデルです。 これは戦前にアルヴィスが150台の生産を予定しながらも戦争によって73台の生産で断念せざるを得なかった4.3リッターの後継モデルです。残りの77台分を復刻生産モデルとして現在に蘇らせました。 その当時の設計図をもとに車両の基礎部分は製造され、オリジナルを彷彿とさせる雰囲気に仕上げながらも現代の技術も投入しアップデートしたものになっています。 シリアルナンバーも当時のものから引き継がれるとのこと。その名の通り歴史の一端を継承するような、そんな気分にさせられます。 戦後のモデルは保管されているパーツをもとに生産 戦後の3.0リットルモデルの後継にあたるモデルには、1967年アルヴィスの生産中止前に使用されていた部品が使用されます。ラダーフレームやエンジンなどが40台分ほど保存されていたということですが生産中止となっても半世紀の間、しっかりと保管されていたことに感動すら覚えてしまいますね。 長年眠っていた部品たちにやっと晴れ舞台が用意されました。新しいモデルの一部として現代に蘇り、新たな姿でまた私たちを魅了してくれることでしょう。 納車はいつ頃? さて、気になる納車ですが、コンティニュエーションシリーズは基本的な仕様は決まっていますが、細かな部分はオーナーの要望を取り入れて採算するビスポーク方式です。 その為ある程度の期間が納車に必要になります。ですが日本ではすでに数台のオーダーが入っているようですが、その分に関しては2019年の6月頃からデリバリーされる予定だということ。 今のところはそれほど極端に長い納車期間、というわけでもなさそうですね。 ■復活したアルヴィスのコンティニュエーションシリーズのラインナップ ヴァンデンプラス ツアラー

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まさに映画に出てきそうな装いのクラシックカー然としたモデル。高貴ささえ感じさせます。 マレーネ・ディートリヒやグレタ・ガルボなどの往年の美女が今にも現れそうな雰囲気です。この美しさを持ちながらも当時最速のスーパーエンジンを搭載していたとは、まさに2面性のある美女を彷彿とさせますね。 ベルトーリ スポーツクーペ

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このモデルは1935年のパリ・モーターショーで披露されたという2ドアスポーツクーペの現代版モデルです。インテリアには厳選された贅沢な素材が使用され、ファッションの都、パリで披露されるにふさわしい美しいモデルです。 ランスフィールド コンシールドフード

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オープン、クローズの両方が可能な使い勝手の良いこの4シーターのコンバーチブルは、1938年のロンドンモーターショーで披露されました。このモーターショーの為に特別にデザインされたモデルだということです。 ヴァンデンプラス ツアラーとベルトーリ スポーツクーペ、そしてこのランスフィールド コンシールドフードの3モデルが戦前に生産されていた4.3リットルモデルのコンティニュエーションモデルになります。 3モデルとも共通して4,387㏄の直6気筒エンジン、6速オールシンクロメッシュトランスミッションを搭載、手作業で加工されたイギリス産のアッシュを使用したフレームや独立懸架式サスペンションを使用しています。 グラバー スーパー クーペ/カブリオレ

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戦前のモデルに比べるとずいぶんと現在的なスタイルになっています。当時も使用していたスイスのハーマン・グラバー製のボディを使用したモデルで、クーペとカブリオレの2種類がラインナップされました。 パークウォード ドロップヘッドクーペ

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最大5人が座れる2ドアのドロップヘッドクーペ(カブリオレ)モデルです。極めて優れたハンドリング性能が魅力的なモデルになっています。 このパークウォード ドロップヘッドクーペとグラバー クーペ/カブリオレは戦後の3.0リッターモデルのコンティニュエーションモデル。 搭載されるエンジンは2,993㏄の直6気筒エンジンで最高速度約193㎞/hを発揮します。トランスミッションは5速オールシンクロメッシュトランスミッション、サスペンションはもちろん独立懸架式です。 ■日本でのアルヴィスの輸入元と価格は?

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明治産業が総代理権、価格は4000万円以上 今回アルビスの日本導入を行うのは明治産業。明治産業は今年2018年で創業85年を迎える自動車部品の専門商社です。 かつて関連会社の明治モータースがアルヴィスを扱っていたこともあり、今回の導入に至ったという経緯があります。 では、価格を見てみましょう。   価格 ヴァンデンプラス ツアラー 41万ポンド~(約6,000万円~) ベルトーリ スポーツクーペ 46万ポンド~(約6,700万円~) ランスフィールド コンシールドフード 48万ポンド~(約7,000万円~) グラバー スーパー クーペ 37万ポンド~(約5,400万円~) グラバー スーパー カブリオレ 39万ポンド~(約5,700万円~) パークウォード ドロップヘッドクーペ 28万ポンド~(約4,100万円~) 最もお手軽なパークウォード ドロップヘッドクーペでも日本円で約4,100万円と、かなり高額ですね。しかもこれにビスポークによる加算、そしてこの価格はイギリス渡しの場合ですので日本ではこれより高額になると考えられます。 ですがすでに日本からのオーダーも入っているということですし、もしかしたら来年の秋頃には日本でもアルヴィの美しいクラシックカーが走っている姿を目にすることができるかもしれませんね!
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