日本のiWC脱退が決定的となっているなか、あえて銛一本で鯨を突くインドネシアの生存捕鯨を、29年間通い続けた写真家石川梵が映画化 (1/2ページ)
写真協会作家賞など数々の賞を受賞している写真家・石川梵が29年通い続けているインドネシア・ラマレラ村の生存捕鯨を「くじらびと」として映画化へ向けてクラウドファンディングを募集している。20年前に出版した同テーマの写真集「海人」はライフなど世界中の雑誌で取り上げられ大ヒットとなった。日本のiWC脱退が決定するなか、捕鯨を取り上げたにもかかわらず海外でも賞賛された作品の作り手が人間と鯨の関係を現代に問い直す。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=cSpWDF5eMjY ]
インドネシア、レンバタ島、ラマレラ村では、400年以上前から銛一本でマッコウクジラを突く太古鯨漁が今も行われている。写真家石川梵は、命がけの鯨漁でありながら、鯨が信仰の対象となっているその姿に、人間と鯨の深い共生関係を見出し、1991年から同村の取材を始めた、96年に写真集「海人」(新潮社)を上梓、その衝撃的写真はライフ、ナショナルジオグラフィック、ゲオ、パリマッチなど世界中で特集された。
その後2010年には文字本「鯨人」(集英社)を出版、アマゾンのノンフィクション本ランキングで3位になり、NHKの読書番組で特集されるなど、こちらも大きな話題となった。石川は、以降継続的に同村を訪れていたが、生存捕鯨がさまざまな圧力や環境の変化により、存亡の危機に瀕していることを知り映像記録として残すことを決めた。2017年に映画製作費用としてクラウドファンディング で300万を集め、撮影を開始。