遺伝子編集で唐辛子のようにピリっと辛いトマトを作り出す試み(ブラジル・アイルランド共同研究) (2/2ページ)

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 トマトはバイオテクノロジーによる操作に対して素直に反応するモデル種だが、唐辛子は育てるのにかなり特殊な条件が必要になるうえ、辛さがばらつくことも多いことで知られている。

 しかも1ヘクタールあたりの唐辛子の生産高は4~5ヶ月で3トン程度だが、トマトなら120日たらずで110トンも作ることができる。

 もし唐辛子と同じような辛さをトマトで実現できれば、唐辛子よりも育てるのが簡単で、30倍もの生産高が期待できるようになるのである。

・いつかピリリと辛いトマトが出回る日がくるかも!?

 16世紀の大航海時代、ヨーロッパ列強は唐辛子の辛さを求めて世界各地に船を送り、植民地化や略奪を行なった。

 だが、この技術が当時存在したとすれば、そうした悲劇も防げただろうと、著者の1人であるサンパウロ大学のラザロ・E ・P・ペレス(Lazaro E.P. Peres)氏は冗談めかして話す。

 唐辛子トマトはまだ実際には作られていない。だが新しい方法を繰り返すことで、見た目が唐辛子のようなトマトを作ることには成功している。

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LAZARO E.P. PERES

 この手順をさらに繰り返すことで、近いうちにピリリと辛いトマトの誕生が期待できるかもしれない。

References:Capsaicinoids: Pungency beyond Capsicum: Trends in Plant Science/ written by hiroching / edited by parumo
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