元TOKIO山口達也、とろサーモン久保田ほか「酒で失敗した」芸能人たち

日刊大衆

元TOKIO山口達也、とろサーモン久保田ほか「酒で失敗した」芸能人たち

 年始は新年会などで、普段よりグッと酒の席が増える人が多い。みんなで集まって楽しく盛り上がるのは良いのだが、自制心を保って平和に呑める人ばかりではないようで、酒に飲まれてしまった結果、身を滅ぼすことになった芸能人も少なくない。

 お笑い芸人・とろサーモン久保田かずのぶは、18年12月2日に放送された『M―1グランプリ2018』(テレビ朝日系)の終了後に、大会出場者だったスーパーマラドーナの武智が配信したインスタライブの中で、審査員を務めた上沼恵美子に対して「酔ってるのを理由にして言いますけど……」と前置きしつつも、「そろそろ(審査員を)もうやめてください」「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」「おまえだよ、一番おまえだよ。分かんだろ、右側の!」といった言葉をまき散らし、大きな騒動に発展させた。

 元モーニング娘。吉澤ひとみは、飲酒運転のひき逃げ事故を起こして芸能界引退に追い込まれた。18年9月6日の午前7時前に、法定速度26キロオーバーの時速86キロで赤信号の交差点に進入し、女性2人に衝突するなどして軽症を負わせた挙げ句、そのまま逃走。約15分後に自ら110番して逮捕され、18年11月30日に行われた裁判で、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。保釈後は断酒治療のために心療内科専門病院に入院していたが、裁判に出廷した夫の証言によると、事故後の酒量は「急激に減って」いるが、いまだ断酒には至っていないようだ。18年9月28日に事務所との契約を解除している。

 元TOKIOの山口達也も、芸能界を去ることになった。18年2月12日に司会を務めていた『Rの法則』(NHK Eテレ)で知り合った女子高校生2人を自宅に呼び出し、強引にわいせつな行いをしたことが発覚した。山口は「お酒の関係で身体を壊しまして、壊したというか調子が悪くなったので」約1か月間にわたって入院していたが、事件が起きたのは退院したその日だった。事件後に女子高校生側が被害届を提出したため、強制わいせつ容疑で書類送検された。示談で和解が成立したが、事務所は18年4月25日に「お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております」という謝罪コメントを発表。さらに18年5月2日に行われた緊急会見で、当日の行動について、自ら「昼食で少しお酒を飲もうと思い、気づけば焼酎の瓶を1本くらい飲んだ。酩酊状態だった」と説明した。16年にはアルコール依存症の治療で有名な病院に、カウンセリングに通う姿が報じられたこともあった。山口は18年5月6日付でTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所を退所した。

 お笑い芸人・南海キャンディーズ山里亮太(41)は、泥酔したまま『スッキリ!!』(日本テレビ系)で天の声を担当したことを告白した。当日の記憶はまったくなく、「一応、問題なく終わったんですけど、家に帰って見てみたら……絶対にやらないって決めてた、(ロバート)キャンベルさんのハゲをイジってました」と明かした。また、酒に酔った状態でラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(TBS系)に出演し、以前、同番組で名前を言わされた嫌いな芸能人・芹那について、「あんな、ほんとにクソみたいなの、しょうもねぇ」「最近じゃ『レギュラーが決まっているからテレビおさえている』みたいなことを言っているけど、普通に干されているでしょ、アイツ」などと、再び口撃したこともある。さらに「知り合いの漫画家の先生にパーティに呼んでいただいて、ベロベロになった鈴木紗理奈に死ぬほど飲まされて潰された」ときには、なぜかパトロール中の警察官に、着ていた服や所持品を預けて立ち去り、実家の親に捜索願を出される騒ぎになったこともある。

 お笑い芸人のガリガリガリクソンは、17年5月12日に酒気帯び運転の疑いで書類送検され、罰金50万円の略式命令を受けた。警察に取り調べを受けたときに「運転したことをまったく思い出すことができません」と供述し、翌日に釈放されたときも「ハイボールを5、6杯飲んだまでは覚えている。濃いめのハイボールで、それ以降、記憶は曖昧」とコメントしている。しかし、一緒に飲んでいたグラビアアイドルが、自分のツイッターに「5、6杯はさすがに無理があるんじゃないかな。ほとんどロックに近いハイボールを40杯は軽く余裕で超えてたかと」と投稿している。なお、不審車両があるという通報があって警察に発見されたときには運転席で寝ており、右側の前輪と後輪の両方がパンクしていたうえ、バンパーにもこすった跡があったという。ガリガリガリクソンは18年6月26日に運転免許を返納し、仕事復帰した。

 タレントのローラは、事件こそ起こしていないが、酒癖の悪さで有名だ。全曜日の出演者やスタッフ、関係者など数百人が参加した『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の忘年会で暴れまくったあげく、テーブルに突っ伏したまま嘔吐。笑福亭鶴瓶に抱えられて退場したものの、しばらくしてまた会場に戻ってきて、水を飲むないなや、またその場で吐いてしまったという。飲み友達でもあるお笑い芸人・いとうあさこは、自宅に招いて飲んでいたときに「ご近所さんに通報されるからやめろ!」と何度も注意したにも関わらず、「キャーッ」と大きな悲鳴を上げられ続けたため、出禁を言い渡している。

 歌舞伎役者の市川海老蔵は、10年11月25日にバーで元暴走族の男たちとトラブルになって暴行を受け、顔面に全治2か月の大ケガを負った。それ以前から酒乱として知られていて、酔うと相手かまわずケンカをふっかけたり、「俺は人間国宝だぞ!」とすごんだり、初対面で「君いくらもらってるの?」と給料をずけずけ聞いたりなど、失礼な言動を繰り返していたいたため、複数の店で出禁になっていたという。

「酒は百薬の長」ということわざが示す通り、適量で過ごせば、どんな良薬よりも効果があるし、“飲みニケーション”という言葉が生まれるほど良い交流の機会にもなりうる。その一方で、つきあい方を間違えて自分自身を失えば、取り返しのつかない事態に発展する危険性もはらんでいる。酒が飲めるのは大人だけだが、その大人の世界では、「酔っ払っていたから……」ではすまされない事柄が多々あることを忘れてはならないだろう。

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