「天心をリスペクト」“ヤンチャ男”篠塚辰樹、2.3後楽園で18戦無敗選手と対戦決定! (2/3ページ)

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 プロボクシングではA級まで上り詰めた篠塚だが、なぜキックボクシングに転向したのだろうか?

 「もともと友達を介して天心と仲良くなったんですよ。ボクシングでなかなか試合が組まれない時に、キックの大会を観に行ったら、演出も派手だし目立てるから。俺みたいなタイプはキックのが自由に楽しめるなと思って、天心に相談したら『来ちゃえよ』って(笑)」

 キックに転向するキッカケを作ってくれた同い年の天心が、昨年大晦日に臨んだフロイド・メイウェザー戦は客席から観戦した。

 「メイウェザーの入場、カッコよかったですね(笑)。でもボクシングの経験がある人間として、あのメイウェザー相手に前に出る天心の姿は、すごくカッコよかったし、リスペクトしかないですね」と“世紀の一戦”を振り返る。

 TEPPEN GYMでは兄貴分的な存在である白鳥は、篠塚と同じくボクシングの経験を持つ。「ボクシングテクニックがキックの他の選手に比べると、飛び抜けてるのは分かると思うけど、ここ最近の練習で蹴りの技術が上がってきてる。キックボクサーとして今までよりも一段階上での試合が見られると思いますよ」と篠塚を評している。

 篠塚は「デビューしてからは充実した1年だった。キックの洗礼も受けて、いろんな経験ができ成長した1年だったと思います。キックに転向してから、体幹も強くなったし、筋肉が足腰にもついたからパンチ力が上がりました。ただもっと蹴らなきゃダメですね」と笑みを浮かべていた。那須川会長は篠塚のヤンチャな性格には手を焼いているようだが「キックをやり始めてからのほうがパンチは強くなってる」と篠塚の成長に目を細めていた。

 工藤が保持しているベルトを「1日でも早く獲りたい」篠塚にとって、やっておかなければいけない相手がいる。昨年11月の両国大会で対戦予定だった森本“狂犬”義久(BRING IT ON パラエストラ葛西)だ。この試合は直前に狂犬が負傷し流れてしまったが、狂犬に勝てば今大会でタイトル挑戦の可能性もあった。本人にとっては「遠回りした」意識も強く、両者は篠塚のデビュー後から舌戦を繰り返してきた。両国大会の試合後には、控室に戻る前に客席の狂犬のもとに出向き挑発している。
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