的中率高すぎ?SF作家アイザック・アシモフが予言した2019年がすごい (2/2ページ)

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また宇宙開発については、2019年には「月に石を拾いにいくためでなく、月面の鉱物を加工して建設した宇宙ステーションが月面にできているかも」と書いている。残念ながらそこまでの未来にはなっていないが、中国が人類史上はじめて「月の裏側」に着陸したことを考えると、あながち外れてもいないように思える。

唯一、未来について暗いビジョンを示しているのが地球環境についてである。「環境汚染の結末は耐えがたいものになり、その進行を管理することには大変な労力を要するだろう」としている。一方、2019年にはさまざまな環境問題の解決法もできているのではないか、ともしている。

基本的に未来は明るいものだと考えていたことがうかがえるアシモフの予言だが、「見事的中」というものもあり「今後的中する可能性が高い」と考えられるものも多く含まれている。35年の時を隔てた未来を予見することは簡単ではない。その想像力はさすが、というべきだろう。

参考記事:Cuando Isaac Asimov jugó a predecir 2019 y acertó(EL PAÍS)
https://elpais.com/tecnologia/2019/01/04/actualidad/1546598296_840105.html
(新刊JP編集部 山田洋介)

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