タイムトラベルの実現に近づいたのか?ブラックホールを利用したワープ航法で光速より速く移動できる(米研究) (2/4ページ)

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 そして、いて座A*のような巨大でかつ回転しているブラックホールならば、特異点はとても穏やかなものかもしれないという。

 つまりブラックホールを安全な通路として利用できるかもしれないということだ。

 その研究チームによれば、回転するブラックホール内部の特異点は専門的に見れば”弱い”。そのために、ここに接触した物体を破壊することもない。

 一見、このことは直感に反するかもしれない。だが、それはロウソクの炎の部分にさっと指を通すことと似ている。炎は2000度もあるが、指に火傷を負わないのと同じだ。

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・クーパーは生き残れるか?

 大ヒットSF映画『インターステラ』に登場するクーパーは、太陽の1億倍の質量を持つという架空の超大質量ブラックホールであるガルガンチュアに落ちてしまう。

 これにインスピレーションを受けたカナ教授が指導するキャロライン・マラリー氏は、彼が本当に生き残れるのか確かめるために、回転する巨大なブラックホールに落ちた宇宙船が受ける物理効果を再現するコンピューターモデルを作り上げた。

 その結果判明したのは、どのような条件であっても、回転するブラックホールに落下する物体は、特異点を通過する際、無限に大きな影響は受けないだろうということだ。

 それだけでなく、条件が適切ならば、そうした影響は無視できるほど小さくなり、かなり快適な通路となる。
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