「春のセンバツ」出場校大予想(西日本&21世紀枠編)「快挙含み」で大阪桐蔭も!? (2/2ページ)

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 仮に市呉と冨岡西で5枠目が争われることになれば、ここは過去1度選抜出場歴のある市呉よりも選出されれば初出場となる冨岡西のほうが有利だが、後述する「21世紀枠」に冨岡西が選ばれる可能性が高く、市呉が選出されると予想する。

 一般枠最後の九州地区は例年4枠。今秋の九州大会で2度の延長戦を制し、初優勝を飾った筑陽学園(福岡)と、その筑陽学園に決勝戦で5‐7と接戦を演じた準優勝校の明豊(大分)、そして準決勝で筑陽学園と延長12回の死闘のすえ3‐5で惜敗した大分は確定だろう。最後の4枠目は、ベスト4に残った日章学園(宮崎)で収まりそうなものだが、敗れた準決勝で日章学園は明豊相手に4‐10。しかも6回終了時には1‐10とコールド負け寸前で、7回裏に3点を返しギリギリコールドを回避したが、この試合内容なら準々決勝で筑陽学園相手に延長13回タイブレークの末0‐1でサヨナラ負けした興南(沖縄)に逆転の目があるとみる。九州本土から3校、沖縄県から1校と地域性のバランスもよくなるからだ。

 最後は「21世紀枠」。これは、部員不足などの困難を克服したり、文武両道を実践していたり、ボランティアなど地域に貢献したチームから前年の秋季大会で一定の成績を収めた高校が選抜される。例年9地区からの推薦校で選考され、今年は北海道地区から釧路湖陵、東北地区は古川(宮城)、関東東京地区は石岡一(茨城)、北信越地区は金津(福井)、東海地区は清水桜が丘(静岡)、近畿地区は八尾(大阪)、中国地区は平田(島根)、四国地区は冨岡西(徳島)、九州地区は熊本西(熊本)と9校が推薦された。この中から東日本、西日本から各1校、地域に関係なく1校の3校が選出される。

 すると、明治神宮枠を含めて出場校が2校となる北海道からは選出しにくくなる。さらにある程度の強豪校ではあるが、県大会4強止まりの石岡一と府大会16強止まりの八尾も弱い。残った6校のうち、東日本からは県大会準優勝で東北大会ではベスト4にまで進出した古川、そして西日本からは中国・四国の5枠目を市呉と争った冨岡西が選ばれそうだ。古川が1897年、冨岡西が1896年と、ともに創立120年を超える伝統校でOB・OGには各界著名人も多い点も強みだ。残る1枠は県大会準優勝で地区大会もベスト8にまで進出している熊本西。このチームは昨年11月に県内の高校と練習試合をした際、相手投手の投球が自軍打者の頭に当たり部員が亡くなる痛ましい事故が起きている。選考委員に“出してあげたい”心情が微妙にはたらくのではないか。

──2回にわたり今年の春の選抜の出場校を予想してみたが、はたして全国どの32校にひと足早い春が訪れるだろうか。

(高校野球評論家・上杉純也)

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