忙しいとアピールすればするほど、困難な状況に陥っていく。忙しさから回避する3つの方法(米研究)

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忙しいとアピールすればするほど、困難な状況に陥っていく。忙しさから回避する3つの方法(米研究)
忙しいとアピールすればするほど、困難な状況に陥っていく。忙しさから回避する3つの方法(米研究)


 久しぶりに友人と話すとき、「元気?最近どう?忙しい?」とお互いに訊きあう、ある種の挨拶がある。

 たとえ本当は忙しくなくても、ヒマだと思われたくはない。世間から特に必要されていないと思われたくなない。そこで「大変なのよー」などと忙しいそぶりを見せてしまう人もいる。

 だがこれは、実に人間らしい心理なのである。

 ノースカロライナ大学の経営学大学院のブラッドリー・R・スターツ博士によると、こうした反応は、行動バイアス(意思決定に影響を与え、合理的な判断や行動を妨げてしまう心理)によるものだという。

 忙しそうに見える人ほどたくさんの仕事をこなしているかと言えば、実はそうではないということだ。
・忙しいとアピールすればするほど状況は悪くなる

 「私たちは、何もしていないより、なにかで忙しそうにしているように見られたがる。こうした考えは、根深くしみついていて、私たちはヒマだと思われることを怖れる。たとえ、それが最悪の戦略であってもだ」とスターツ博士。

 これは科学的にも裏づけられている。2016年の研究では、忙しい忙しいとアピールすればするほど、ますます困難状態に陥っていく傾向があることがわかった。

 ブルートゥース機能のついた無線のヘッドセットをつけたり、オンラインスーパーのサービスを
利用するのは、こうした忙しさの象徴といえる。

 だが、スターツ博士は、こうした間違った認識と闘わなくてはならないと思っている。


・忙しそうにしている人がたくさん仕事をしているとは限らない

 彼はハーバード大の別の研究を引用して説明する。

 雇用者は勤務時間が少ない従業員を不利に扱い、遅くまで残業しているように見える従業員のほうを評価する傾向にあるが、実際にはこのふたつのグループの仕事の効率は全く違いがないことがわかったのだ。

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・効率よく仕事を行うには、まず立ち止まって考えること

 より効果的ないい方法は、じっくり考えるために立ち止まることだという。熟考することで、私たちは学び、自己改善するからだ。

 目の前にやることがたくさんある状態の中、何も行動しないで過ごす時間は無駄だと考えるかもしれない。

 でも、仕事中であろうと、すこしだけ手を休め、頭の中を整理することができれば、その後の進捗が違ってくる。また、活力を取り戻すことも可能だ。

 そうは言っても、あなたはやはりこう思うかもしれない。「それはとてもいい考えのようだけど、すごく忙しくてとてもそんなことできない」と。

 以下は忙しさから解放される3つのヒントが隠されている。

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1. スマホを使わない
 スマホを良く使う人にとっては、忙しくなる原因の1つにスマホがある。iPhoneには使用時間や仕様内容が表示されるスクリーンタイムが導入されたので、それでチェックしてみるといい。

 今の自分が忙しくしている原因が見えてくるかもしれない。気が付けば数時間ダラダラとスマホを見てしまっていたという経験がある人ならわかるだろう。


2. やることリストを作る
 フロリダ州立大学の研究によると、やらなければいけないことをすべて書き出すと、不安を和らげるのに役立つという。

 つまり、すべてを頭の中で識別しておこうとして、そればかりに気をとられる必要がなくなるということだ。

 細かく書き出せば書き出すほどいいという。ただ書き留めるという行為が、あなたをより効率的にさせてくれるというわけだ。


3. 瞑想や祈りの時間を捻出する
 15分でも時間をつくって瞑想するのは、かなり有益になる可能性があるという。

 メイヨークリニックは、「瞑想すると落ち着き、平和、バランスの感覚をもたらし、情緒的な幸福や健康全般に有益だ。瞑想が終わっても、その効果は続き、一日を穏やかに過ごす助けになる」と勧めている。

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 現代生活はテンポが速く、とかく効率が求められる時代だ。

 だからこそ、休んだり頭を整理する時間を作るべきなのだ。結局、そうすることが、忙しさを改善することができるのだから。

 とは言えこれはあくまでも一般的な話であり、忙しいとアピールしていながらも実際はそこまででもない人の話である。

 人間の限界を超える仕事量を押し付けるような会社にいたら、それはもう、生存するためにその環境から逃げ出すことが得策だろう。

 適応力の高い人は、忙しいそぶりを全く見せずに、スマートに効率的に多くの仕事を確実にこなしていく。

 私はかっこつけなので、そういう人に憧れて、忙しくても「全然忙しくない」と言ってしまいがちだが、実はこれも自分の首を絞めているだけで、結果パニック寸前になるので、どっちにしろ正直に生きた方がいいってことかな。
References:Too Busy? You Might Have Action Bias/ written by konohazuku / edited by parumo
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