秋津壽男“どっち?”の健康学「断食ダイエットは健康維持に役立つのか。メリット・デメリットの把握をすべし!」 (2/2ページ)
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これは休日の摂取物を水分中心にする手法であり、摂取物をヨーグルトや100%野菜ジュースのみにすると、断食しながら栄養が摂れて善玉菌も摂取できます。この際は、前日の夕食で消化のいい和食を軽く摂ってください。
このように1食や1日に限定すると、普通のサラリーマンでも健康的な断食が実践できるようになりますが、1週間断食など期間が長くなる場合は、断食道場に通ったり、プロに教えてもらうなど、正しいやり方を覚えましょう。でないと、過食症や拒食症、便秘、胃腸の退化、むくみなど体調悪化の危険性が高まります。
健康的な断食とは「まるで食べない」のではなく、「しだいに減らしていく」のが正しいやり方で、「1日2食をおかゆにする」ようなイメージです。
一つだけ注意したいのは、断食とはリバウンドしやすいダイエット方法でもあります。断食の翌日に食べすぎるとすぐに体重が戻ってしまいますので、おかゆなどを軽く食べ、摂取カロリーを極端に増やさぬようにしてください。
また、次のような人の断食はお勧めしません。
・糖尿病にかかっている
・体調不良、病気治療中
・痩せている
・動脈硬化を患ったことがある
・ストレスが多い環境にある
以上の方は、逆効果となる可能性が高いので、注意してください。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。