元ナンパ師が教える。ナンパされやすい女性の特徴7つ

こんにちは、恋愛評論家の井上敬一です。
道を歩いていて男性に声をかけられた経験、いわゆる「ナンパ」は、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
ナンパする男性は、どんな基準であなたに声をかけているのでしょう。純粋に惹かれたから? 声をかけやすい雰囲気だったから?
今回は、ナンパにどう対応したらいいのか、男性はどんな目的でナンパをしているのか、どんな女性が声をかけられやすいのか、男性心理の解説をしながらお話します。
■ナンパする側は誰でもいいわけじゃない
私は、大学時代に彼女に振られたことをきっかけに、大学で毎日ナンパをしていました。
ナンパというと悪いイメージしかない女性も多いと思いますが、私は、ナンパだってひとつの出会いのかたちだと考えています。
会社や学校で一緒だったり、共通の友だちがいたりという出会い方は安心感があるかもしれませんが、ナンパと同じように、偶然の出会いであることに変わりはありません。
出会いがナンパだったとしても、その後の関係が長く続く可能性だってあるのです。
◇男性がナンパする理由は「惹かれたから」
「モテる」は漢字で「好遇る」と書きます。その字からもわかるように、相手からもてはやされるという意味です。
ナンパされることは、間違いなく相手からもてはやされている、モテている状態だといえます。
ナンパをする男性だって、相手を選んでいます。誰でもいいわけではありません。一定の好みを超えて「お!」と思わないと、声をかけることはないのです。
あなたのルックスがナンパ師を惹きつけているのです。
ただ、ナンパは出会いのひとつとはいっても、ナンパで声をかけられて、ついて行ったり、連絡先を教えたりすることに抵抗がある女性は多いと思います。
それは、女性はモテることよりも、深く愛されることを求めるからです。
モテる=人気があるのと、長く愛されることは別物だと本能的にわかっているのです。
そのため、声をかけられても、「どうせ外見だけなんでしょ?」と疑問符がついてしまうのです。
■ナンパされやすい女性に共通する7つの特徴
私自身のナンパ師だった経験をもとに、ナンパされやすい女性の特徴について、男性心理を分析しながら解説します。
◇特徴1:ゆっくり歩いている
大前提として、ナンパをするのはとても勇気のいる行為です。
大抵のナンパ師は、「断られたらどうしよう?」「無視されたら嫌だな」「罵声を浴びせられるかも」といった不安を抱えながらナンパをしています。どんなに慣れてきたとしても、不安は消えることはありません。
そのため、まずは話を聞いてくれそうな人、少しでも自分を受け入れてくれそうな人に声をかけたいという心理がはたらきます。
そういった意味で、ゆっくり歩いている人には比較的声をかけやすいのです。待ち合わせをしているわけではない、という雰囲気もポイントになります。
◇特徴2:まわりをキョロキョロ見ながら歩いている
「ゆっくり歩いている」と同じように、時間の余裕がありそうだとみなされ、声をかけられやすくなります。
目的地がなく、何かおもしろいところはないか探しているような様子に、ナンパをする側は「声をかけてそのまま一緒にどこかへ行けるかも」という期待を持ちます。
◇特徴3:アパレルの買い物袋を持っている
買い物は忙しいときにするものではないため、時間の余裕があると判断されます。
特に、洋服の買い物は緊急性や重要度が高くないとわかるため、ナンパをする側は、買い物がほかの目的に変わってもいいのではと考えます。
◇特徴4:道の端をうつむいて歩いている
道の真ん中を、前を向いて堂々と歩いている女性は声をかけられにくい傾向にあるでしょう。というのも自信満々で自分の意見をはっきり主張しそうに見えるため、すぐに断られそう、無視されそうと感じるからです。
ナンパ師は、押しに弱く、まわりに流されそうな人、気が弱そうな人に声をかけます。
そのため、道の端をうつむいて歩いている人は、押しに弱そうだと判断され、声をかけられやすいのです。
また物理的に、相手を道の端に追い込んで足を止めてもらいやすいという面もあります。
◇特徴5:服装が地味
派手な服装で遊び慣れていそうな女性のほうがナンパされやすいというのが一般的なイメージだと思います。しかし、実際には地味な服装をした女性のほうが声をかけられやすい傾向にあります。
派手な服装の女性の多くは、男性からアプローチされることに慣れています。そのため断られる可能性も高いことをナンパ師は知っています。特にお嬢さま系はナンパを嫌がりそう、キャリアウーマン系は男性のスペックを気にしそう、という彼らの中での判断基準も。
それに対して、服装が地味で意思が弱そうに見える女性は、男性に声をかけられることに慣れていない印象があり、ナンパの成功率が高まりそうだとみなされるのです。
◇特徴6:店員に笑顔で愛想よく受け答えしている
慣れているナンパ師は、道端だけでなく、どんな場所でも女性に声をかけます。
レストランや服屋、美容室などで店員に笑顔で受け答えをし、愛想がいい様子というのはナンパ師側からすると安心できる要素です。
人とのパーソナルスペースが近く、知らない人とでも分け隔てなく会話してくれる人だったら、声をかけたときに話を聞いてくれるかもしれないと考えるからです。
◇特徴7:音が聞こえるくらいヒールの底がすり減っている
ナンパをする男性の最大の目的は、その日に仲良くなって、あわよくば体の関係にまで持っていくことです。
そういった意味でターゲットにされやすいのは、どこかしっかりしていなくて、だらしない感じの女性です。ナンパ師はそういったタイプの女性を「靴」で判断します。
足元は、メンテナンスをしていないともっとも傷みが出やすいところです。「カンカン」と音が出るほどヒールがすり減っているのに、そのまま履いている女性は隙を感じさせます。
ヒールが汚れていたり、スニーカーの底がすり減っていたり、かかとを踏みながら履いている人も狙われやすくなります。
逆に、靴の手入れが行き届いている人はしっかりしているとみなされるため、ナンパされにくいといえます。
ナンパをされたくない人は、このような7つ特徴と逆のことをするとナンパされにくくなると思います。
また、ナンパをされて断りたいときは「完全無視」を貫いてください。
スマートな断り方などありません。少しでも会話をした時点で、ナンパを受け入れたと思われてしまうからです。
どうしても振り切れない場合は、電話がかかってきたふりをしたり、彼氏と待ち合わせだと伝えたりすることも有効です。または連絡先だけ交換して、後でブロックするという方法もあります。
■ナンパは男性から女性へのプレゼン?
ナンパは出会いのひとつだとお伝えしたように、ナンパから恋愛に発展することだってもちろんあります。とはいっても、ナンパをする男性たちの目的は、話をしたい、体の関係が目当てなどさまざまです。
◇ナンパする男性の目的5つ
ナンパする男性の目的は、大まかに以下に分類されます。
1.「とにかく一緒に騒ぎたい」(2人組以上の場合はこの目的がほとんどです)
2.「誰か知らない人と話をしたい」(今の人間関係から抜け出し、素の自分を出したいときにナンパをします)
3.「ワンナイトに持ち込みたい」(体の関係に持ち込みたいという下心のある人もいます)
4.「新しい出会いを求めたい」(ナンパを出会いのひとつだと考え、お付き合いする相手を探したいという人もいます)
5.ナイトワークのスカウト、ホストクラブの勧誘など
相手がどんな目的で声をかけているのか、その場で明確に見極めるのは難しいです。しかし、ナンパをされ、相手の雰囲気や話している姿に嫌悪感がなければ、連絡先を交換してもいい、というのが私の意見です。
「ナンパは男性のプレゼン」だと考えてみてください。
プレゼン内容に少しでも惹かれる部分があれば、受け入れてもいいと思います。選択権は常に女性側にあります。
◇ナンパが出会いのきっかけになるケースも
出会いの入り口がナンパというだけで、その後に時間をかけてお互いを知り、関係を築いていけるのであれば、何も問題はありません。
もしかすると、あなたとどうしても知り合いになりたくて、勇気を振り絞って声をかけたというパターンだってあるかもしれません。
◇ポイントは「その日のうちに体の関係にならないこと」
ポイントは、その日うちに体の関係にならないことです。
声をかけられたときは、連絡先を教えるだけにして、後日、メッセージのやり取りを重ね、相手を見極めることをおすすめします。そこである程度、ふるいにかけられると思います。
ナンパというだけで、嫌悪感を示す女性が多いとは思いますが、声をかける男性側は好みの女性に対して、勇気を出して声をかけているのです。
出会いの入り口よりも、その後の関係を重要視することで、長く続く恋愛関係に発展することも。少しでもいいと思ったらいったん受け入れ、じっくりと時間をかけて関係性を見極めていけるといいでしょう。
(井上敬一)
※画像はイメージです