天才テリー伊藤対談「伊沢拓司」(1)出演番組を見ても後悔ばかりですね (2/2ページ)
そういう人って飲み会に出ても、夕方の6時ぐらいから日付が変わるまで、ずっと同じ研究の話で盛り上がれるし、僕が知っているアフリカからの留学生なんて、研究熱心すぎて、いつ帰ってるんだというくらい、夜中いつも研究室にいて。そういう人に限って、いい研究していて「いや~、これは絶対に勝てんな」と。
テリー それを聞いて安心したよ(笑)。でも言われてみたら、伊沢さんがやっているクイズって、浅く広く、いろいろなジャンルを知っていることが大事なんだものね。
伊沢 そうなんです。根が浮気性なものですから、何でもかんでも手を出したくなってしまうんですよ。
テリー でも、俺を含めたテレビを見ている人たちは「伊沢さんは何でも知っているんだ、すごい」と思っているんだよな。
伊沢 そう思われていることは、ある意味ミスリードになるんですが、クイズ番組というのはいちおう戦いなので、自分を大きく見せる必要がどうしても出てくるんです。ですから、自分でもそういうイメージは利用している部分もあります。
テリー 例えば、自分が出た番組のオンエアを見る時って「俺、この答えを知っていたのに、なんで答えられなかったんだ」っていうことってあります?
伊沢 そんなの、めちゃくちゃありますよ。「なんでこんなに手が遅いんだよ」「あの答え、どうして思い出せなかったんだ」という後悔ばかりです。素人参加のクイズ番組で、よく「なんでこんな問題間違えるんだ」という場面を見てて思いますけど、僕は彼らの本番での緊張感、それによって、ふだん知ってるものが出てこない苦しみがよくわかりますから。
テリー 伊沢さんでもそうなんだ、驚いたな。
伊沢 はい、毎回そんな感じですよ。