ネアンデルタール人は高度な狩猟技術を有していた(英研究) (2/3ページ)

1997年に発掘されたシェーニンゲンの槍 image credit: PFARR NLD / CC BY-SA 3.0 DE
1994年から99年にかけて、ドイツ、シェーニンゲンの褐炭鉱山から現存のものとしては最古の槍が発掘されたことで、ネアンデルタール人が狩猟民ではなく、死肉を拾って集めるだけだという見方は大いに払拭された。
だが槍を投げ槍として使ったというデータには乏しく、それが実際にどのように使われたのかは良く分からないままであった。
そこで研究チームは、トウヒの木から、760グラムと800グラムの槍のレプリカを手作りして、それが投げ槍として実用性のあるものなのかどうか実験で確かめてみることにした。
また槍の仕様だけでなく、扱われ方にも正確さを期すために、槍投げ選手6名に協力してもらい、槍が投げられる際にハンターによって加えられる強い力を再現した。
実験前の予想では、槍がけっこうな重さであったために、10メートル程度しか飛ばないのではないかと予測されていた。
しかし、槍投げ選手は20メートル先の標的に見事命中させることができ、獲物を殺すには十分な威力があるだろうことが確認された。