ホリエモンが2025年大阪万博の誘致で「役に立った」と語る一冊は? (3/5ページ)

新刊JP

けれど、その日本型システムが制度疲労を起こしていて、いろいろな不正問題が噴出するようになった。ブラック労働もそうだし、ラジオ収録の中で話をした電通の話もそうです。
そして、この明らかに無理が来ている状態をガラガラポンすると、おそらく9割の人がリストラされることになるんです。でも、もしガラガラポンして、世の中の9割の人が定年後のサラリーマンのような生活を送っている社会になったら、めちゃくちゃ不安定じゃないですか。自殺者も増えるだろうし、暴れる人も出てくる。ならば、もともと稼げる力がないのだから、こちらがお金を払うから、笑って遊んでいてくれればいいよ、と。

馬場:それはすごくよく分かる。実は仕事をしている人って1割くらいしかいないんだよね。でも、僕は10年日立製作所にいたんだけど、もし100人採用したら100人全員に稼ぐ人になるぞという教育をするんです。でも実際は10人しかそう(稼げる人に)ならなくて、その10人が残りの90人を食わせるようになっていく。
で、その10人っていうのも、2年くらいは寝食を忘れるくらい働いてそうなっていくわけで、今そんな社員教育をしたら(採用した人が)全員やめちゃう。だから、もはや10人すら作れなくなっちゃっている。それって大問題じゃないかと思うんだけど。

堀江:今だと、多分、その1割の人たちはGAFAのような企業に行くだろうし、もっと言うと起業するわけです。そうして面白いシステムを作っていくわけなんだけど、僕は富の再分配より難しいことがあると思うんですよ。それは、プライドは高いのに柔軟性がない人たちにいかに一定の満足感を与えるか。

馬場:「笑って遊んでくれればいい」という話でしょ。

堀江:だから僕は「ホリエモン万博」のようなことをやっているんですよね。「ホリエモン万博」は、近未来の働き方、生き方の一つのショーケースなんです。

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小谷正一、堀貞一郎はともに電通出身者。

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