光浦靖子「まるで『めちゃイケ』みたい」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔中編〕 (2/3ページ)
ツッコミの上手な人はどんなにつまらないネタでも、“ここしかない”という絶妙なタイミングと“これだ!”という抜群の言葉選びで、ちゃんと笑いを取るの。私たちにそれはできないの」
ゆま「奥が深いですね」
光浦「そうなの。私たちがもっと、ツッコミができたら、みんなのコメントもちゃんと笑いに変えられるのに……。いつも悔しい思いをしていますよ」
ゆま「そんな思いを持たれていたんですね」
光浦「恵比寿マスカッツの、セリフをひと言、急に与えられて、本人は理解していなくて、でも、前に出されるあの感じ面白いよね。きっちりと“作りこまれたお笑い”ではなくて、誰が何を言い出して、どう落とすのか分からないヒヤヒヤ感というか、フワフワした感じって、あれはあれでイイのよね」
ゆま「嘘のセリフというか、言わされている感も面白いですよね」
光浦「本当にみんな頑張っているよね~。衣装なんか一着しかないから、後ろから見たらボロボロなのよ!」
ゆま「アハハ(笑)。私たちの頃はもっとボロボロというか、ペラペラの衣装でしたからね」
光浦「見てたよ、それ(笑)。ビックリしたわよ。わざと見せているのかなぁって思うぐらいにペラペラ。というか、もう見えちゃっていたでしょ!?」
ゆま「よく地上波で放送していたなと、今になっても驚きです(笑)。そう考えるとまだ今のほうが、クオリティは高いですよ」
光浦「そうなのね。それでもかわいそうだよ。あんなボロボロの衣装じゃ……。私も衣装会議に参加させてもらいたいわ」
ゆま「光浦さんといえば、手芸がすごく上手で、手芸の本も出版されていますもんね」
光浦「小学生の頃からずっとやっているからね~。マスカッツの衣装ももう少し改善できると思うのよね~。まず、今の衣装はサテン地だから、洗濯をすると縫い目のところからほつれてくるのよ。もっと丈夫な素材で、それでいて、彼女たちも動きやすいヤツ。動きづらいと、かわいそうじゃん。そう考えると、ジャージ素材が一番だと思うのよね~」
ゆま「そんなことまで考えてくださっているんですね」
光浦「あとね、衣装にポケットをつけてあげたいの。