SNS発信の名阪兄弟ゲンカ、タネヨシホが大崎孔稀に大逆転勝利!大会ベストバウトに! (2/2ページ)

リアルライブ

第3Rとして、KNOCK OUT本戦のオープニングマッチで弟対決が行われることになった。

 タネ家と大崎家はよほど手が合うのだろう。この弟対決も1Rから見事に試合がスイング。大崎兄弟の地に足がついた試合スタイルは一貫している。パワーとプレッシャーに押され気味だったヨシホだが、3Rにヒジでカットさせた。すると4Rに孔稀がラッシュをかけて2度のダウンを奪取した。

 しかしヨシホはなかなか倒れない。明らかにスタミナは切れていたが、倒れないのだ。4Rを気力でしのいだヨシホは、5R、ボディのラッシュで連続ダウンを奪いポイント面でもイーブンに持ち込むと、さらにボディのラッシュで万事休す。5R、わずか51秒で3ノックダウンを奪う大逆転勝利に場内は大いに熱狂した。

 孔稀は「不甲斐ない試合。カットされて焦ったのもありますが、4Rに倒しきれなかったことが…」と試合を振り返った。大崎兄弟の完全勝利を止めたヨシホは「心折れそうになったけど、セコンドの顔を見たとき、みんなのためにも全てを出して倒しに行きました。めっちゃシンドかった」と苦笑いを浮かべた。

 小野寺力プロデューサーと木谷高明オーナーはこの試合を大会ベストバウトに挙げた。「これぞKNOCK OUT!」というような試合を見せられたのは、負けた孔稀にとっても大きな収穫になったはずだ。ちなみに兄弟ゲンカの今後についてヨシホは「僕はもういい。次はタイ人とやって、55kgに行っても勝てる体を作りたい。そっちはお兄ちゃんに任せます」と先を見据えた一方で、孔稀は「リベンジしたい」と再戦を希望している。果たして第4Rはあるのか?この兄弟ゲンカはハズレがないだけに、兄弟による試合をまた見たい。

取材・文・写真 / どら増田

「SNS発信の名阪兄弟ゲンカ、タネヨシホが大崎孔稀に大逆転勝利!大会ベストバウトに!」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧