茨城「美人女子大生」死体遺棄事件 ロリコン容疑者の異常な性癖と“目隠し”の謎 (2/3ページ)

週刊実話

ただ、近隣住民の証言などからは、廣瀬がすべて嘘をついているとも言えないんです」(同)

 午後8時頃、菊池さんは廣瀬容疑者の自宅近くで、近隣住民にアパートの場所を聞いているのだ。
「その際、『場所が分からなくなった』と尋ねているし、別の目撃者は『東京から来たが、お金がなくて帰れない』と泣いていたと証言しています。これらの話を総合すると、廣瀬容疑者の供述と符号する」(同)

 廣瀬容疑者は、次のようにも供述しているという。
「最初に家に来たあと、(実際には存在しないオンラインゲームの代金立て替え名目で)コンビニで金を下ろさせ、2度目に来たときはこの金を巡ってトラブルになった。菊池さんに『あなたのことを(SNSで)拡散します』と言われ、携帯電話を取り上げようとしたら抵抗され、首を絞めた」

 こうした状況を踏まえ、オンラインゲームに詳しいライターが推測する。
「ネットで見ず知らずの人が一緒にプレイするオンラインゲームの世界では、詐欺やストーカーといった被害をよく聞きます。今回も、容疑者が世間知らずの若い女の子を騙して金を取ろうとしたのではないか」

 廣瀬容疑者は、茨城県土浦市の出身。幼い頃に父親を亡くし、姉、弟、妹と母親の5人の母子家庭で育った。中学の同級生によれば、不登校でろくに学校に姿を見せなかったそうだ。
「口数が少なく、何を考えているのか分からないし、粗暴だったので同級生たちは皆、彼に近寄らなかった」

 中学卒業後はスーパーの惣菜調理や塗装工、農作業など様々な仕事に従事。事件当時は神栖市のアパートで独り暮らしをしながら鹿嶋市の土木会社に勤務していたが、金に困っている様子で、給料の前借りを申し込むこともあったという。

 さらに、廣瀬容疑者には見逃せない前科もある。’17年4月、SNSで知り合った17歳の女子高生に現金を渡す約束をして淫らな行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されていたのだ。

 先のライターが言う。
「チームで協力して進めるタイプのゲームなどでは、上級者が初心者を助けるうちに、信頼関係や主従関係が生まれるケースもあります。

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