人工知能がヒトゲノムの中で未知の祖先の痕跡を発見(スペイン研究) (2/2ページ)
「この集団はネアンデルタール人・デニソワ人の祖先か、デニソワ人から初期に別れたもののどちらかに関係する」と研究論文では述べられている。
つまり、この三番目の相手は、ネアンデルタール人とデニソワ人の混血——例の13歳の少女のような人たちだったかもしれないということだ。
・ネアンデルタール人とデニソワ人。ふたつの違う古代人類から生まれた子供の骨が発見される : カラパイア

13歳の少女、デニソワ11の骨image credit:image credit:Thomas Higham/University of Oxford
・厚みを増す第三遺伝子侵入の証拠
「私たちの説は、最近デニソワで発見された雑種の標本と一致しています。他の可能性もまだ除外されていませんがね」とエストニア、タルトゥ大学のゲノム学者マユク・モンダル(Mayukh Mondal)氏は話す。
そうは言っても、この分野での証拠は厚みを増している。
昨年、別の調査チームによって、デニソワ人とネアンデルタール人に加えて、「明らかな第三の混血現象」と呼ばれる証拠が特定されたし、つい先日も、こうした絶滅種が交雑した時系列をこれまでよりも詳細に明かした研究が発表されている。
人類の祖先に関する研究で、AIを用いて解析するという試みは、まったく新しいやり方だ。
歴史は浅くともしかし、研究者によれば、とうの昔に忘れ去られた異種間の情事による遺伝子侵入のプロセスが分かるだけでなく、今を生きる我々が何者かということをも教えてくれるのだという。
この研究は『Nature Communications』に掲載された。
References:eurekalert/ written by hiroching / edited by parumo