たけし、クドカン、勘九郎…『いだてん』大惨敗の「戦犯」は誰!? (2/3ページ)
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同じく宮藤が脚本を手がけた朝ドラ『あまちゃん』のファンからも今回の『いだてん』は“朝ドラだったらハマったテーマだった”という声もありますし、まだ新しい層を取り込めていないようです」(ドラマウォッチャー)
■クドカン脚本の「分かりにくさ」とたけしのセリフの「聞こえにくさ」
その宮藤官九郎の脚本も、「今回は非常に分かりにくい作りになっている」とドラマウォッチャーは話す。
『いだてん』は、1912年のストックホルムオリンピックに出場した、日本初のマラソンランナー・金栗四三(中村勘九郎=37)と、1964年の東京オリンピックを招致した田畑政治(阿部サダヲ=48)の2人が主人公。2人が生きる時代が同時並行で描かれており、それぞれの世界を落語家の古今亭志ん生が語るという設定だ。
「キャラクターが“1910年代の東京”と“1960年代の東京”を往復して、次々に登場するものだから、キャストは豪華な反面、どうしてもドラマがとっちらかってしまう。第1話から数多くのメンバーが登場したので、困惑してしまったという視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。若き日の志ん生を森山未來(34)が、昭和の名人になった志ん生をビートたけし(72)が演じているのですが、それが見ていてややこしいし、まずたけしの滑舌が悪くて聞き取りにくい。さらに、どこからみても、志ん生ではなくビートたけしにしか見えない。