中古ファミリーカーの選び方のコツ (2/3ページ)

イキなクルマで

また、故障が発生した場合でも純正部品以外の補修パーツを安く購入できる可能性も広がります。 走行距離より年式優先の理由 実際に中古車を探し始めるといろいろな条件の車が見つかります。走行距離の極端に短い車や、その逆に過走行の車などありとあらゆる条件の違った車たちです。 仮に、同じ車種で同じ販売価格の2台が見つかったとします。1台は走行距離が60000㎞で年式は10年落ち、他方は走行距離が20000㎞で15年落ち。 あなたならどちらの車を購入しますか? こういった場合どうしても走行距離に目が行ってしまいがちですが、おすすめなのは前者です。 こちらも理由は2つ。 1つ目は走行距離に関係なく傷んでしまうパーツや部品を考慮する点からです。 車は様々な機械部品の集まりです。 そして機械部品である以上避けられないのが経年劣化と呼ばれる劣化です。 これは極端な例でいえば10年間全く走行しなかった車であっても、どこかかしこに劣化が進行しているということです。もちろん走行によって劣化する要因もありますが、走行に起因する劣化はもともと織り込み済みであるため、交換やメンテナンスが行える部品がほとんどです。 しかし、ボディそのものや交換のできない部品に及んだ経年劣化は修理すること自体が難しく、高額になるケースが多い為です。 2つ目はメーカーのサービス期間です。 自動車メーカー各社は製造者責任法と呼ばれる法律によって、製造した車のアフターメンテナンス用のパーツを一定期間、製造・保有しておく義務があります。 しかし、その責任も無限ではなく有限です。発売から一定期間が経過した車のパーツはメーカーが保有しなくなってしまう可能性もあります。 特に新車の段階で不人気であった車種についてはいくら走行距離が短くても、年式が古くなるにつれメーカーの純正パーツはもちろん、アウトメーカーのパーツも手に入れることが難しくなることが予測されます。 その為、同じような条件の中古車であれば走行距離よりも年式を優先して購入した方が、後々メンテナンス等でトラブルになりにくいのです。

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