『まんぷく』最終盤での注目は、奥田瑛二ではなく“あのイケメン”

日刊大衆

※画像はNHK『まんぷく』番組公式ホームページより
※画像はNHK『まんぷく』番組公式ホームページより

 チキンラーメンが売れに売れて、売り切れ店がでるほどの人気なのだそうだ。それもそのはず、連続テレビ小説まんぷく』(NHK)では、ちょうど立花萬平(長谷川博己/41)がチキンラーメンをモデルとした即席ラーメン「まんぷくラーメン」を完成させたところ。ドラマの盛り上がりが現実世界を巻き込んでいるが、いよいよ最終盤に突入した『まんぷく』の注目ポイントはなんだろう? まずは2月16日の放送を振り返ってみたい。

 即席ラーメン作りの疲労から福子(安藤サクラ/33)は倒れてしまう。これを受けて鈴(松坂慶子/66)が萬平のラーメン作りを手伝うことに。さらに神部(瀬戸康史/30)もタカ(岸井ゆきの/27)が渋るのを横目に、ラーメン作りを手伝うと宣言。その後、世良(桐谷健太/39)がまんぷくラーメンの発売日を決め、いよいよその日を迎えることに……。

 気づけば主要登場人物の多くがラーメンに関わり、ラーメンの完成と発売はドラマの中で最も大きなクライマックスとなった。それでも残りの放送は1か月以上も残されている。このままラーメンの話を引っ張って終わるということはなさそうなので、もうひと盛り上がりに期待したい。

 そこで注目したいのが、まだ未登場の若手キャストだ。奥田瑛二(68)の出演が発表され、安藤サクラとの親子共演が話題になっているが、それよりも萬平と福子の子ども2人の配役が実に面白いのだ。

 長男の立花源を演じるのは、西村元貴(28)だ。西村は2014年にデビューし、主にドラマで活躍中で『きみが心に棲みついた』(TBS系)などに出演している。徐々に知名度を高めている若手俳優のホープだ。長谷川博己はじめ、オバさん受けする40代イケメンが多かった『まんぷく』にとって、若手イケメン俳優の登場はうれしいニュースだろう。赤ちゃん時代から「源ちゃん」と呼ばれ、ファンに愛されてきた主人公夫妻の長男を、イケメンの彼がどう演じるかしっかり見届けたい。

■福子の娘、小川紗良は是枝裕和監督の教え子!

 そして、こちらも注目。福子の娘、幸を演じるのは小川紗良(22)。彼女は、これから確実にブレイクする才女なので、覚えておいて損はないはず。というのもモデル、女優として近年、存在感を増しているのだが、なんと映画監督としても活動していて『万引き家族』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した是枝裕和監督の教え子でもあるのだ。昨年はドラマ『ブラックスキャンダル』(日本テレビ系)や行定勲監督の映画『リバーズエッジ』といったメジャー作品にも出演し、飛躍の年になった。朝ドラを足掛かりに2019年、ぜひブレイクしてほしい。

 もはや中堅女優といってよい安藤サクラがヒロインを務めた本作なだけに、期待の若手女優が物語終盤、一気に注目される可能性が高い。若手女優の登竜門、朝ドラが最後に放つ駒が小川紗良だったという意味は、決して小さくない。若手イケメン俳優、若手女優は『まんぷく』に不足していた要素だし、この2人には最後のピースとして大活躍してほしい。若手の活躍で、残り1か月の放送がより面白くなるだろう。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

※画像はNHK『まんぷく』番組公式ホームページより

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