『ターミネーター4』の舞台は2018年! 物議を醸した問題作を今考察 (2/4ページ)
『ターミネーター3』(2003年米公開)
3作目はジョンが大人になってからの物語。今回は、ジョンと将来彼の妻となるケイトを抹殺するために、T-1000の性能を遙かに凌ぐ、強力なターミネーター「T-X」が未来から送り込まれます。一方、人類抵抗軍はジョンたちを保護するためにT-800の改良版T-850を送り込み、これに対抗。T-850は破壊されながらもT-Xを退け、無事にジョンたちを守り抜き、核シェルターに閉じ込めます。そこで目にした驚愕の光景、そして隠されていたT-850の本当の使命とは……
『ターミネーター4』の気になる内容は?4作目である『ターミネーター4』は、「スカイネット」による核攻撃を受けた「審判の日(ジャッジメント・デイ)」後の荒廃した世界が舞台。「審判の日」を生き延び、レジスタンスの部隊長となったジョン・コナーが、未来でどんな戦いを繰り広げているのか。そして1作目で過去に送り込まれた「T-800」は、どのようにして開発されたのかを描いています。
ただ本作は「ターミネーター」シリーズだと思って見ると、かなり肩透かしを食らう作品でもあります。これまでのシリーズには「未来から送り込まれた強力なターミネーターを撃退する」という、一貫したコンセプトがありました。そのため、ターミネーターに襲われるスリルが味わえたり、淡々と任務を遂行しようとする冷酷さに恐怖を覚えたりなど、パニックアクション的な面白さがあったのです。
しかし、本作は基本的に武装勢力同士のぶつかり合い。スカイネットの基地を高性能ミサイルで爆撃したり、武装した兵士たちをヘリで送り込んでロボットたちを破壊していくなど、とても世界が壊滅した「審判の日」を乗り越えてきたとは思えないほど、豪華な装備で戦えているのです。
もちろん、大迫力の戦闘シーンは見応えがありますし、SFアクションとしては十分に満足のいく内容にはなっています。ただ、ターミネーターとして見ると、ストーリー展開や、キャラクターの掘り下げが不十分で、どうしても物足りなく感じてしまうでしょう。そのため、シリーズのファンはもちろん、一般の映画ファンからも「面白くない」との評価を受けました。実際、興行収入も製作費が回収できないほど少なく、製作会社は倒産してしまいます。