奇妙でグロテスクな画風が強烈!現代でこそ光る江戸の絵師・曾我蕭白に迫る (1/2ページ)

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奇妙でグロテスクな画風が強烈!現代でこそ光る江戸の絵師・曾我蕭白に迫る

「勢州の人なり、京摂の間に横行す、世人狂人を以て目す(『近世逸人画史』より)」・・・。

江戸時代、世の人々から狂人と評された絵師がいました。曾我蕭白(そがしょうはく)こそ、その人です。

曾我蕭白とは

曾我蕭白は、享保15年(1730)に京都の商家に生まれ、52歳で没するまで、江戸時代の作とは思えないほどアバンギャルドで強烈な個性を放つ絵画を多く世に残したまさに「狂乱の絵師」です。

曾我蕭白「雲龍図」ボストン美術館蔵

この雲龍図のように、水墨画風の絵が得意で、時にはワラに墨をつけて掻き回すようにして描いた作品もあったと伝わります。

彼の生涯には謎が多く、どのようにして絵画の道に入ったかは不明ですが、一説によると上方の狩野派に属する高田敬甫という絵師に入門したそう。それ以降、蕭白は山水画の雲谷派、漢画の曾我派に大きな影響を受けながら腕を磨きます。

全ての作品において力強く勢いのある即興で描いたような雰囲気の画風かと思いきや、蕭白の画力は一筋縄ではいかないものがあり、精密に描こうと思えばどんな絵師よりも精密に、細やかな絵を描く事もできました。

曾我蕭白「楼閣山水図屏風」ボストン美術館蔵

あまりの画風の違いに素人では同一人物が描いたとは分からないほどですよね。

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