車上荒らしのテクニックが役に立った。囚人たちがドアロックされた車から赤子を5分もかからずに助け出す(アメリカ)

カラパイア

車上荒らしのテクニックが役に立った。囚人たちがドアロックされた車から赤子を5分もかからずに助け出す(アメリカ)
車上荒らしのテクニックが役に立った。囚人たちがドアロックされた車から赤子を5分もかからずに助け出す(アメリカ)

image credit:Facebook

 芸は身を助けるとはよくいうが、ほめられたものではない犯罪的なテクニックがなんと赤ちゃんを助けるのに役立つ場合もあるようだ。

 2月14日、アメリカ・フロリダ州パスコ郡にあるウェスト・パスコ司法センターの駐車場で騒ぎが起こった。

 両親が誤ってキー閉じ込みした車内に赤ちゃんが取り残されてしまい、しかしどうにもこうにもドアを開けられなくなってしまったのだ。

 こうなったら窓を割るしかないか・・・そんなとき、グッドタイミングで現れたのはスーパーヒーローではなく犯罪者たちだったんだ。
・両親がうっかりキー閉じ込みで赤ちゃんが大ピンチ!


 発端は、父親が1歳の女の子を後部座席のチャイルドシートに座らせ、車の鍵を前座席に放り投げたことだった。

 そのままうっかりドアを閉めたところロックがかかり、女の子は車内に閉じ込められることとなった。

 裁判所の駐車場での出来事ということで保安官がすぐに駆け付けたが、ドアはびくともせず、女の子の両親は途方に暮れた。

car2
image credit:Facebook

・必殺技の車上荒らしテクニックであっという間に解錠

 するとそこに、付近で奉仕作業として道路の修繕作業をしていた受刑者たちが監督者とともにやってきた。

 受刑者らは必殺技(?)である車上荒らしのスキルを駆使し、洋服用のハンガーを使って5分もかからずシボレー・タホ(シボレーブランドで販売するフルサイズSUV)のドアをこじあけたのである。

 女の子の母親であるシャドー・ラントリーさんはこの様子を撮影してフェイスブックに投稿。意外な救出劇は大きな話題となり、動画は30万回以上も再生されている。

car3
image credit:Facebook

・犯罪的テクニックが世のため人のために役立つことも?

 パスコ郡の保安官、クリス・ノッコさんは

とてもユニークな光景だったよ。受刑者たちは正しい理由のために車上荒らしのスキルを使ったんだ。彼らは間違いを犯したこと、悪い選択をしたことに自分で気付いている。彼らだって人生のうちでいいことをしたいんだよ

とコメントしている。

 女の子にケガなどはなく、無事に両親と帰宅することができたようだ。何がいつどこで役立つかは分からないものだし、世のため人のために使えば立派な技術ってことかな?

References: Facebookなど / written by usagi / edited by parumo
「車上荒らしのテクニックが役に立った。囚人たちがドアロックされた車から赤子を5分もかからずに助け出す(アメリカ)」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る