〈目からウロコの健康術〉 いよいよ花粉のシーズン到来! 早めの対策で「花粉症」予防&症状緩和! (2/3ページ)

週刊実話



 直径が30マイクロメートルとインフルエンザウイルスなどと比べると大きい(インフルエンザの直径は100ナノメートル=0.1マイクロメートル)ため、鼻の粘膜に留まるので、気管支に直接到達することは考えにくい。

 だが、どうして気管支などの呼吸器で症状が起きやすいのだろうか。
「最初は鼻で炎症が起きます。花粉症によるアレルギー性鼻炎で炎症細胞が活性化されると、その一部が血流に乗って気管支に移り、気管支炎を起こすのです。しかし、『花粉症=鼻の症状』と思い込んでいる人は多く、耳鼻咽喉科を受診しても、呼吸科を訪れる人は少ない。その結果、気管支炎を悪化させ、せき喘息や気管支喘息などに進展する人も少なくありません。もう1つ、注意したい症状に『後鼻漏』がある。これは鼻炎の症状の1つですが、鼻水が鼻の奥を伝わってのどに垂れる症状のこと。鼻水がのどの気道に流れ込むと、それを排出しようとして咳が出てしまうのです」(脇山医師)

 比較的軽い咳が特徴だが、これも悪化するとせき喘息や気管支喘息のリスクとなるために、脇山医師は甘く考えないよう注意を呼び掛けている。

★「重症化」の目安とは?

 また別な専門家は、花粉の殻が爆発して微小化した花粉は、肺の奥深く、肺胞まで届くことを突きとめている。そこで分かったのは、花粉が大きければ目のかゆみやくしゃみ、鼻水などまでで終わり、症状は深刻化しないということ。

 しかし、肺胞まで届けば、喘息や気管支炎と同様の症状が出る。だが、花粉と関連づけて考える医者は少なく、症状もなかなかよくならない。さらに、アレルゲンで肺が傷つくと大気汚染に含まれる発がん物質のダメージを受けやすくなるともいわれている。

 また、花粉の症状を和らげるためには薬が欠かせないが、症状の出はじめに抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)を服用し、症状の悪化を抑えることは可能とされる。しかし、重症化した人は抗ヒスタミン薬を服用してもかえって症状が強くなるという傾向もあるという。

 東京都内で医療総合クリニックを営む久富茂樹院長に、こうした重症化の目安となるチェック項目を上げてもらった。それは次の3つである。
(1)くしゃみの発作=1日平均11回以上。
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