堀ちえみ「舌ガン切除後」の「会話困難」「味覚なし」生活(1)過酷な闘病生活が待っている

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堀ちえみ「舌ガン切除後」の「会話困難」「味覚なし」生活(1)過酷な闘病生活が待っている

〈私、堀ちえみは口腔癌(左下扁平上皮癌)と、診断されました。いわゆる舌癌です。ステージ4です〉──2月19日、タレントの堀ちえみ(52)がブログで衝撃の告白をした。「花の82年組」にショックが広がる中、大いに気になるのが手術後に待ち受ける壮絶なリハビリ生活なのである。

 堀が異変を感じたのは昨年夏。舌の裏側に小さな口内炎ができ、病院で診断を受けて塗り薬を処方された。11月になっても口内炎に苦しみ、歯科医院でレーザーで焼くなど治療を続けたが、舌の左側面にも硬いしこりができたという。

 年明けに症状が悪化したことから、1月21日に大学病院で検査入院したところ、舌ガンと判明。左首のリンパにも転移しており、ブログで〈かなり厳しい状況〉と心境を明かしている。

 レギュラー出演するMBSの情報番組「ちちんぷいぷい」の関係者が話す。

「ブログで公表する前、プロデューサーには病気を伝え、『まだ誰にも言わないで‥‥』と話していたそうです。他のスタッフはニュースで知って、泣いている人もいましたね」

 堀は2月22日、都内の病院で舌の6割を切除し、太腿の皮膚を移植。同時に、腫瘍が転移した左首のリンパ節も摘出した。11時間にも及ぶ大手術だった。

 舌ガンを含む口腔ガンは患者数が少なく、「希少ガン」とも呼ばれる。それだけに堀の闘病生活の今後が気になるところだ。07年に舌ガンを患った「頭頸部がん患者友の会」東京患者会代表理事・佐野敏夫氏が言う。

「私の場合、口内炎ができてから数カ月たっても治らず、病院で舌ガンだと診断されました。手術で左腕の皮膚を舌に移植して治ったと思ったら、1年もたたずに舌の別の箇所に転移し、2度目の手術をしています。本当は全部移植したほうが転移しないのですが、舌の先を残していないと味覚がなくなってしまうんです。唾液が出ないので飲み込むのも困難で、同じ病気を経験した人の中には、毎食2時間半かけて食べる方もいますが、私は今も流動食の生活が続いています」

 唾液腺障害で口の中が常に乾燥するため、1日に何度も人工唾液のスプレーを口内に噴射することも欠かせないのだという。

「舌の一部を切除したので言葉がうまく伝わらず、会話も困難になりました。頭頸部(頭から首までの範囲)のガンは日常生活に支障を来すことが多いため精神的に耐えられず、患者さんの自殺率が高いと言われています。また、手術後に怖いのは、再び口内炎ができること。2週間たっても治らなかったらまた舌ガンの可能性が‥‥。この恐怖は経験した人にしかわからないと思います」(佐野氏)

 堀はブログで〈私は負けない!〉と決意を表明している。その前向きな気持ちが何より大事だという。

「堀ちえみ「舌ガン切除後」の「会話困難」「味覚なし」生活(1)過酷な闘病生活が待っている」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 3/7号舌がん堀ちえみガンブログエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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