ついに満開!学問の神様・菅原道真公をお祀りする「亀戸天神社」の梅が見頃を迎えました

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ついに満開!学問の神様・菅原道真公をお祀りする「亀戸天神社」の梅が見頃を迎えました

4月には藤の花の名所として有名な東京亀戸の亀戸天神社。実は2月中旬から3月上旬は梅の名所だという事をご存知でしょうか。

まるで薄紫のカーテン!藤の花の季節が到来、都内の藤の名所「亀戸天神社」

同社で2019年は2月10日(日)から開催されている毎年恒例の「梅まつり」が3月10日(日)でフィナーレを迎えますが、梅の花自体は3月に入っていよいよ咲き進み、見頃を迎えています。

菅原道真公の愛した梅

そもそも亀戸天神社は学問の神様・菅原道真公をお祀りしている神社。その菅原道真公が梅の花を愛された事で有名なので、亀戸天神社にも300本を越す梅の木を植えてその御霊を慰めているのだといいます。

境内には名物である太鼓橋が2本かけてありますが、それを越えると本殿の手前左手には菅原道真公の幼少期の像が鎮座しています。像と一緒に、5歳で詠まれた 「美しや 紅の色なる梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」という歌碑があり、さらに像を囲むように紅白の美しい梅が咲き誇っているので、心なしか可愛らしい道真公の像も嬉しそうに見えます。

亀戸と梅の深い関係

もともと亀戸の一帯は江戸時代から有名な梅の名所で、中でも亀戸天神の裏手の方にあった梅屋敷という広さ約3600坪を誇る大屋敷が梅の名所として大変有名でした。梅屋敷はもともとは浅草の商人・伊勢屋彦右衛門の別荘でしたが、梅の木が300本以上に増えた頃に清香庵と名付けられ、なんと8代将軍徳川吉宗が見に来るほど、その評判は遠くまで鳴り響いていたようです。

その梅屋敷は明治時代に洪水に呑み込まれ、煙害とも相俟って大正時代までには見るも無惨な枯れ木地帯に変貌してしまいましたが、その周辺には相変わらず梅の木が多く群生していました。

亀戸天神社は壊滅してしまった梅屋敷を引き継ぐように、今も美しい梅の花を咲かせています。3月になりましたがまだまだ見頃は続くと思われますので、ぜひぜひ春の訪れとともに亀戸天神社の梅の花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

亀戸天神社

亀戸天神社公式ホームページ

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