こいつ、回るぞ・・・バク転できる四足歩行ロボット「ミニチーター」が開発される(米マサチューセッツ工科大学)
人間っぽい2足歩行や動物っぽい4足歩行など多様なロボットが進化を遂げる中、米マサチューセッツ工科大学(MIT)がお披露目したロボットが話題になっている。
MITが開発した「ミニチーター」は、史上初のバク転ができる4足歩行ロボットで、体操選手のようにしなやかな動きをみせてくれる。
弾力性に富んだ頑丈なボディの重さはわずか9キロ。蹴られても素早く復活し、でこぼこ道を軽やかにお散歩する動きにも注目だ。
Backflipping MIT Mini Cheetah
・軽量でも実験に耐える頑丈な4つ足ロボット
これはMITのbiomimitic Robotics Laboratoryが開発中の「Mini Cheetah(ミニチーター)」という最新型の4足ロボットだ。
開発チームは、無茶な実験にも耐えられるロボットを求め、頑丈で力強く、低コストな機体にこだわったという。
重量はわずか9キロ。最高速度は人間の歩く速さのおよそ2倍の時速8.8キロだが、ゆっくり走るよう調節できるので、でこぼこした場所もなんなく移動する。
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・しなやかな動きでバク転が得意
このロボットは平行移動とは別に四肢や関節が回転するようになっているため、ガゼルのようにすべての四肢を前に出し、飛び跳ねて走ることもできる。
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押されても簡単に倒されないようにもなってるが、
万が一蹴られてひっくり返っても
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関節をうまく使って素早く立ち上がることができる。
特に目を惹くのは鮮やかにきめるバク転だ。最適な軌道に沿って宙返りして、着地の衝撃にも耐えるミニチーターはチームの誇りでもある。
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・以前のロボットを改良。失敗しながら向上
このロボットは、かつてMITで開発したチーター型ロボットを改良したもので、大きく重い機体や高価なカスタムパーツを見直し、小型かつ軽量な機体にすぐ交換できる低コストな電気モーターを採用している。
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結果、軽量でバランスがとりやすく扱いやすいロボットになったようだ。
とはいえ得意なバク転に大失敗することも。
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でも、もともと頑丈な作りなので、ダメージも少なく回復も早いという。
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いろんな失敗をしながら精度を増すミニチーター。てか今のところチーターよりも犬寄りな印象なんだけど、いずれ猫みを帯びてくるのかな?
References: /written by D/ edited by parumo