“大人”になった『女子高生コンクリ殺人犯』の裁判態度に罵声殺到

まいじつ

(C)Photographee.eu / Shutterstock
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3月5日、かつて世間を震撼させた『女子高生コンクリート殺人事件』の犯行メンバーだった元少年・湊伸治被告が起こした傷害事件の第2回公判が、さいたま地裁にて開かれた。

もはや説明不要だが、「女子高生コンクリート殺人事件」とは1989年に起きた世紀の大犯罪。東京・足立区の少年グループが女子高生を拉致・監禁し暴行・強姦の末に殺害、遺体をコンクリート詰めにして遺棄するという凄惨極まりない事件だった。

しかし、犯人たちは少年であったため、いずれのメンバーも後に社会復帰することに。今回の傷害事件は、「凶悪犯が再び起こした事件」として世間の注目を集めていた。

2月1日の初公判で読み上げられた起訴状によると、被告は昨年8月19日、川口市の路上で車の停め方を巡って男性と口論になったとのこと。その後、車内にあった警棒と折りたたみナイフを取り出し、素手や警棒で男性を殴った後、ナイフで後頚部を刺したとして罪に問われている。

「更生なんて…」と厳しい反応が

当初は「殴ったり刺したりしたが、殺すつもりはなかった」と大筋で容疑を認めていた被告。しかし、今回の公判では「自分は刺していない」との主張に転じ、被害者に付いたナイフの傷を「警察側の捏造」だと一方的に叫ぶ場面も見られたと、3月6日配信の『FRIDAY DIGITAL』が伝えた。

他にも、被告は「意見いいっすか?」「裁判官に手紙出したの届いてます?」などと法廷で不規則発言を連発し、裁判官が叱るように静止する場面もあったという。結局、意見がかみ合わない紛糾した状態が続き、打ち切られるような形で閉廷されてしまったそうだ。

少年法が掲げる「更生」の理念に基づき、事件を真摯に反省することが求められていた同被告。しかし、今も罪を重ねる姿勢からは「更生」など全く感じられず、ネット上でも、

《やっぱ凶悪犯の更生なんて幻想》
《生まれ変わる人なんてごくごくわずか》
《あんな残虐な事件の犯人を少年法で守ってやる義務も必要もない》
《未成年でも犯罪の内容によっては重刑、極刑適用でいい》
《再犯者には、前科を上積みするよう法を改正すべき》

などと厳しい声が目立っている。

「実際、『女子高生コンクリート殺人事件』を起こした少年たちは、他にも再犯を犯しています。主犯格のAは2009年に出所後、13年に振り込め詐欺の容疑で逮捕されました。Bは暴力団組員となり、04年に監禁致傷容疑で懲役4年の実刑判決を受けています。コンクリ殺人事件には4人の加害者がいるといいますが、4人中3人が再犯…。少年法を見直すべきという声が上がるのは当然でしょう」(事件記者)

少年法に守られた後、世の中に解き放たれた〝野獣〟どもが、今日も街を歩き、電車に乗り、すぐそばに佇んでいる。疑心暗鬼になるなというのは、とてもじゃないがムリだろう。

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