藤田菜七子を覚醒させた武豊の「戦訓」(1)キッキングに継続騎乗が決定 (2/2ページ)
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週刊アサヒ芸能 2019年 3/7号
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競馬
16年11月の「レディースワールドCS」の第15戦ファイナルで、15頭中7着と悔しい結果に終わっている。
そして翌年の17年1月には、マカオのタイパ競馬場で行われた「国際男女ミックスダブル騎手招待競走」に日本代表として武豊(49)とともに参戦。香港を拠点にしているフランス人のオリビエ・ドゥルーズ騎手とペアを組むなど、計6レースに騎乗するも、勝利することはなかった。
17年6月にもスウェーデンのストックホルムにあるヤーデット競馬場で「レディースワールドCS」第8戦に出場するが、7頭立てで3着に終わった。
海外初勝利の壁は厚いが、主催者推薦による出場だけではなく、海外での「武者修行」も視野に入れている。
競馬専門雑誌「Gallop」の臨時増刊「丸ごと一冊藤田菜七子VOL.2」で福永祐一(42)と対談。その中で〈以前から(武)豊さんや蛯名(正義)さんにも『(海外に)行ったほうがいい』と助言していただいています〉と明かしている。スポーツ紙デスクが続ける。
「騎手会(日本騎手クラブ)の武会長や蛯名正義副会長(49)、福永副会長らの総意は『人も馬も積極的に海外に行くべき』で、『騎手の拠点作りができないか』という議題をJRAに上げています」