嵐2020年「最後のカレンダー」新潮社が“権利ゲット”の裏事情

日刊大衆

嵐2020年「最後のカレンダー」新潮社が“権利ゲット”の裏事情

 2020年いっぱいでの活動休止を発表した国民的アイドルグループ・嵐。1月27日の衝撃の休止会見から1か月たった現在も、その余波は続いている。

「東京五輪関連での嵐との巨大プロジェクトも動き始めていますし、来年の『NHK紅白歌合戦』や『24時間テレビ~愛は地球を救う~』(日本テレビ系)も嵐一色になる、といった噂も出始めています。そんな中、出版業界では、2020年の嵐の“ラストカレンダー”の制作権をどこが獲得するのか、水面下で各社の激しい争いが行われていたのですが、どうやら新潮社が獲得したようなんです」(女性誌記者)

 ジャニーズグループのカレンダーといえば、数十万部の売り上げが期待できる“ドル箱”案件。しかも“ラスト”となる2020年の嵐のカレンダーとなれば、通常の何十倍もの超プレミアム案件であることは間違いない。そのお宝を新潮社が手にしたというのだ。前出の女性誌記者は話す。

「昨年9月19日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、滝沢秀明(36)と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長との確執が報じられました。その翌週、9月27日に『文春』のライバル誌である9月27日発売の『週刊新潮』(新潮社)が、滝沢のロングインタビューを掲載したんです。この『新潮』の記事は、『文春』の内容を滝沢本人が否定するものでした。要するに、『新潮』は事務所側に『文春』報道への反論の場を提供した、ということで、これをきっかけにジャニーズ事務所と新潮社が親密になっていったといわれています」(前出の女性誌記者)

 その蜜月関係を裏づけるかのように、いまやジャニーズ最旬グループの『King&Prince(以下、キンプリ)』のカレンダーは新潮社から発売されるのだ。

「キンプリ初めてのカレンダーで、全144ページでW表紙の豪華なもので、3月8日発売に向けて予約が殺到しているそうです。これまで、嵐やV6、タッキー&翼をはじめとするジャニーズのカレンダーは、小学館、集英社、講談社、角川書店、光文社といった出版社が手がけてきました。『女性セブン』(小学館)や『女性自身』(光文社)などはジャニーズと親密なメディアだといわれていますが、これまで良好な関係を築くことでカレンダーの制作権をゲットしてきたんです。一方、新潮社は2000年に入ってから昨年まで、ジャニーズグループのカレンダーを制作していなかった。いきなり横から入ってきた新参の新潮社に、キンプリに加えて嵐のラストカレンダーまで奪われたんですから、他社は憤っているようですよ」(女性誌記者)

■カレンダーゲットはジャニーズ報道への“忖度”の結果?

 嵐の活動休止会見後、1月31日に発売された『女性セブン』では5ページにわたって、嵐の活動休止について報道。その後、2つの企画ページとあわせて9ページの大特集を組んだ。だが、一方の『週刊新潮』については「ずいぶん物足りない作りだった」と前出の女性誌記者は話す。

「ジャニーズと親密なメディアと言われている『女性セブン』でも、嵐の活動休止に関しては、その経緯を事細かに調べ、深く切り込んで裏側を報道していたんです。一方の『週刊新潮』は、会見で大野を櫻井がフォローする場面の写真をメインに、白黒グラビア2ページのみ。『新潮』といえば『文春』同様に、徹底取材と辛口記事がウリのはずなのにですよ……。“嵐の活動休止”という日本中が驚く出来事にほぼ触れないというのは、“嵐のラストカレンダー”制作権を手放したくない新潮社が、ジャニーズ事務所に忖度したからですかね……」(同)

 舌ぽう鋭い『週刊新潮』のジャニーズタレントのスキャンダル記事を読みたいものだったが……。

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