大阪 維新vs公明党「急転直下」舞台裏 (2/3ページ)
これに対し公明党府本部と支持母体『創価学会』の幹部が3月1日に緊急会合を開いた。同会合の中で、府本部関係者から「スケジュールの確約はノー」との意向が学会幹部らに伝えられ、容認されたという。
松井府知事と吉村市長は再度前倒しでW辞任、任期が延長できる府知事と市長入れかえのクロス選挙をチラつかせた。さらに追撃で、他の選挙でも維新候補を公明党候補にバンバンぶつける、と最後の猛プレッシャーをかけていたのだ。
こうした維新と公明党のバトルに、双方に太いパイプを持つ菅官房長官が一度調整に乗り出した。
「当然、維新の松井府知事にも密に連絡していたが、“これだけは引けない”と妥協を頑なに拒否している。菅官房長官は創価学会の佐藤浩副会長にも依頼したが、佐藤副会長から“東京と大阪の間には地元事情があり、どうしようもない”と言われたというのです。菅氏も半ばサジを投げかけていた」(自民党関係者)
実は、公明党と創価学会には、大阪だけではなく全国規模で選挙や政策対応で“異変”が起きている。中央では自公の連立政権だが、地方は複雑なのだ。
例えば、自民党の北川知克元環境副大臣の死去に伴う衆院大阪12区補選(4月21日投開票)。
自民は知克氏のおいの北川晋平氏を公認した。これに対し民主党政権で総務相、'17年衆院選で旧希望の党から比例当選の樽床伸二・衆院議員が議員辞職して無所属で出馬。維新は藤田文武氏を擁立するが、公明党は樽床氏から'15年の大阪府議選寝屋川市区で支援を受けた経緯がある。
「公明党は4月7日投開票の府議選で、衆院大阪12区の大票田である寝屋川市選挙区で維新、自民とガチンコ勝負する。その直後の衆院補選に自公の選挙協力は難しい。そこに大阪都構想での維新との対立ですからね。公明党関係者は頭を抱えています」(在阪記者)
同じ衆院補選の沖縄3区(同)。この選挙区は玉城デニー知事の沖縄県知事選出馬に伴う補選だ
自民党は元沖縄北方担当相の島尻安伊子氏、自由党は玉城知事の後継でジャーナリストの屋良朝博氏を擁立し、事実上の与野党一騎打ちとなる。
「ここでも公明党の動きが最大の焦点です。